Lyre Praise『Near the Cross』

Lyre Praise
1日の終わりに
1週間の始まりに

ライアーの響きと共に
心の中にそっと静かな時が
満ちてゆきますように。

Lyre Praiseでは定期的に
ライアーで奏でる
穏やかな時間をお届けしてまいります。

第5回目は
『Near the Cross』

邦題は
『十字架のかげに』

作詞者のFanny Crosbyは生後5ヶ月の頃に、医療ミスで失明しました。それを悔いた医師は逃亡します。

盲目の人生を歩みながらも、生涯に8000もの詩を書き上げた彼女の元に、当時の医師が後悔し続けているとの報せが入りました。

彼女は言いました。
「もし今、私が彼に会うことが出来たら、伝えたいのです。

私の目を見えなくしたことで自分を責めないで下さい。あなたにとっては失敗だったかもしれません。でも神に失敗はありません。

私が肉体的に暗闇の中で生涯を暮らすことは、神のご計画だったと私は信じています。見えないことを通して多くのものを見ることができ、神への讃美を歌い、他の人々を励ませる者にしていただいたのですから。私は世界中で一番幸せな者だと思います。

今しばらくは身体の目で見ることはできません。でも天の御国に帰ったその時、私はこの目で最初に救い主イエス様を見ることができるのです。神様はすべてを働かせて私たちに益として下さいます。この神の愛に満たされて、私は讃美しつつこの世の旅路を歩んで行きたいと思います」

希望は失望に終わりません。

見えない事を通して、多くのものを見る。

どこかライアーにも通じています。

今日もありふれた当たり前の日常がありますように。

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