見出し画像

サンタフェの展示会と、ローズボウルフリーマーケット

アトリエ ニノンの買い付け出張記事第2回目は、サンタフェの展示会とフリーマーケットです。

ヴィンテージのネイティブアメリカンジュエリーを買い付けるなら、サンタフェの展示会は必見!
また、ロサンゼルスのローズボウルフリーマーケットは一度は訪れてみたい大規模フリーマーケットです。

サンタフェでの展示会

画像1

サンタフェは、スペインの植民地として開拓された後、アメリカ先住民とメキシコ文化が混在するユニークな街。
場所は、ニューメキシコ州最大の都市アルバカーキから北に1時間行くと着く場所(ロッキー山脈の中央)にあります。
その温暖な気候と変化に富んだ景色に、多くの芸術家や文化人が魅了されています。

画像3

人口はたった6万人程度ですが、ギャラリーは200件以上。
美術品の取引量はパリ・ニューヨークに次いで世界第3位で、東京やロンドンよりも上です。
サンタフェでは、市場や古くからの建物・ギャラリーや美術館が、しゃれたレストラン・刺激的なナイトクラブ・モダンなホテルと隣り合って建っています。

画像4

こちらの展示会にはジュエリーだけでなく、テキスタイルや工芸品(ジュエリー・セラミック)などのカルチャー全般が博物館のように並んでいます。

サンタフェはアメリカ建国よりも前、1607年に創設されたという長い歴史を持つ都市。
アメリカで、フロリダ州セントオーガスチンに次いで2番目に古い街でもあります。

画像43

旅行人気も高く、理由としてはアメリカの他の都市には見られない文化や歴史・独特な建物やアートがあるためです。
数千年にわたる先住者ネイティブアメリカンのカルチャー・17世紀初頭から始まる統治国のスペイン文化・それに続くメキシコ文化・大西部開拓者の精神が交わって独特な文化をつくりあげています。

画像6

サンタフェ市街には、砂・粘土・ワラなどで固められた「アドビ」と呼ばれる赤茶色の建物が並んでいて、アメリカではないような景色が広がっています。

画像10

こちらは、ニノンでお世話になっているディーラーのヴィクトリアさんと当店ディレクターの水野谷氏。

画像7

多くのハリウッドスターもサンタフェに家を持っているそう。

画像8

画像9

サンタフェはサウスウエスト色も強く、ネイティブアメリカンとカウボーイスタイルをミックスしたファッションの人もいます。
ニューメキシコ州は、年間310日輝く青い空と太陽、セージとピニョンの香りがする砂漠の空気が、リアルなサウスウエストを感じさせてくれます!

画像11

テリーさん(真ん中)とヴィクトリアさん(右)のお2人がこの展示会の主催者。
もちろんお2人のブースもあります。
こちらは買い付けの様子。

画像12

サンタフェスタイルのアイテム達。
この歴史ある展示会では、サウスウエスト文化や美術品や骨董品・ネイティブアメリカンの芸術・歴史的な写真・珍しい本など様々なものが並びます。

画像13

こちらはメキシコの伝統的な民族衣装と、ペイントされた家具やセラミック。

画像14

メキシコのアートとネイティブアメリカンのディスプレイ。

画像15

サンタフェにはアメリカ最古のマリア像をはじめ、北米で初めて聖徒となったとされるネイティブアメリカンの少女カテリ・テカクウィサや、聖フランシスなど、聖人の銅像がたくさんあります。

画像16

画像17

写真の通り、ファインアートやウエスタンアート・ネイティブアメリカンの歴史・カウボーイギア(カウボーイの身に着けるアイテム)・ネイティブアメリカンジュエリー・フレッドハービー・テキスタイル・スペイン植民地時代のもの・メキシコの文化・家具・地図や版画など、様々なものがたくさん並ぶ素晴らしい展示会です。


サンタフェのフリーマーケット

画像18

青い空の下、様々なアイテムが集まります。

画像19

画像20

すべて見るのにはとっても時間がかかります。でも楽しい!

画像21

アーティスト兼ディーラーのマイカさん。
ジュエリーや革製品をご自身でも作られているそうです。


ローズボウルフリーマーケット@ロサンゼルス

アメリカのフリーマーケットは、日本の不用品を売るフリーマーケットとは違い、ヴィンテージアイテムの市場にもなっています。

画像22

コレクターやバイヤーなども数多く足を運んでおり、人気のディーラーさんもいるそう。

画像23

毎月、第2週の日曜日にカリフォルニア州のパサデナにある、ローズボウルスタジアムで開催しています。
出店数はなんと2000店超え。

画像24

3つの会場から成っており、家具や雑貨、アンティークものが集まるのは「オレンジ・エリア」と呼ばれる場所。

画像44

「ホワイト・エリア」には洋服が集まります。
プロ(フリーマーケットのみで生計を立てている人)の出品者が多いため、クオリティの高いアイテムが揃います。

画像45

画像46

とにかく会場が広いので、一度いいなと思ったらその場で購入しないと戻ってこられません。
一日かけても全部見切れないほど。

画像47

画像48

画像49

画像50

馬蹄で作られたサボテン。かっこいい!
「ブルー・エリア」と呼ばれる場所は、新品やリプロダクト品がメインで、たまに掘り出し物もあるそう。

画像51

画像52

一度は行ってみたい場所です!


スコッツデールの展示会

画像25

こちらの展示会も、100を超えるディーラーや他では見られない商品が特徴の素晴らしい展示会。
ディーラーさんたちは集めるものに対して情熱を持っており、専門知識を喜んで話してくれます。

画像26

画像27

サンタフェの展示会と同じように、たくさんの価値あるヴィンテージアイテムがずらり。

画像28

画像29

こちらの展示会のディーラーたちは、世界でも有名な専門家がたくさんいます。
そのため、民族誌・部族・ネイティブアメリカンのアートワークの工芸品を見て取引をする価値のある場所として評価されています。

画像30

いろいろな角度から、ネイティブアメリカンの文化を知ることができます。

画像31

画像32

画像33

画像34

画像35


買い付けの様子はいかがでしたでしょうか?

アトリエ ニノンのイメージの1つであるサンタフェは、とても素敵でアートのあふれる街です。

今年は新型コロナウイルスの影響でなかなか出張に行くことが出来ておりませんが、新入荷商品も必ずお出しできるよう尽力しておりますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。

LINEtwitterinstagramもフォローお願い致します✨


よろしければサポートお願いします! 募金活動など、社会への貢献活動資金として使わせて頂きます。