サロンコンサートの愉しみ #2 予期せぬハプニング
こんにちは。アトリエミストラルの櫻井です。
タイトルですが「サロンコンサートの楽しみ方」から「サロンコンサートの愉しみ」に変更します。なんとなくこっちのほうがしっくりくるので。
前回、距離感の近さというお話を書きましたが今回は、サロンコンサートで起こる予期せぬハプニングです。
この場合のハプニングとは、いい意味での「得しちゃった」感です。
1.同じ曲を2台のギターで演奏
クラシックギターのコンサートで、ある曲を演奏後、ふと客席から「楽器による違いってあるんですか?」と質問が飛びました。
「じゃあ、ちょっと楽器を変えて演奏してみましょう」とギタリスト。
当日持参したもう1本のギターを急遽楽屋に取りに行き、それを使い同じ曲を弾きました。お客さんの反応は
「全然違う!」
こんなことって、大ホールではぜーったいにありえませんよね。まず客席から質問が飛ぶこともないし、演奏者がそれに「乗って」演奏することもないのではないでしょうか?
アトリエミストラルでのコンサートで演奏家の方たちは、割とお客様とお話しながら演奏することが多いですね。
何度も足を運んでくださるお客様はとてもリラックスしていらっしゃいますし、会場の雰囲気はそのまま演奏者にも影響すると思います。
2.同じ曲をピアノとオルガンで
またリードオルガンのコンサートでは、ピアノでよく弾かれる曲をリードオルガンでも聴いてみて、という場面もありました。
アトリエミストラルには1905年製プレイエルピアノと1930年製西川オルガンがあるので、そういう思いつきも実現出来ちゃいます。
↑ピアノの周りにあるのはリードオルガンの数々。
同じ鍵盤楽器ですが、音の出る機構が違うので、全く違う曲に聞こえます。頭ではわかっていても実際に聴くと大変面白いと思います。
それぞれの「良さ」が際立ち、忘れられない体験ができますね。
3.まとめ
このようなことに出くわすと、なんだか得した感があって、うれしい気持ちになりますね。
元来、演奏家はサービス精神旺盛な人が多いですね。サロンコンサートというリラックスした雰囲気だとこのようなことが起こりやすいといえます。
次回は演奏家の「衣装」について。
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