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「人を育てること」の変化を肌で感じた知的障害者向け施設視察の件
アトリエミライエのHPができました!
https://youth-and-mind.com
先日、驚いて腰を抜かしそうになったので、ミライエと関係がないのですがここに書き留めておきます。
私は、10年程まえから、家族ではないけど、知的障害のある若い女の子の保佐人をしています。
彼女が、自分が通所している施設を変えたいというので、その希望する施設を見に行きました。
その施設での作業は、彼女らこれまで取り組んできた「消しゴムを帯にいれる作業」とか、「パンを作って地域のお祭りで販売する」ではなく、なんと、Vtubeのイラストを描いたり(私はこの意味がよくわかってないで書いてます)、動画を作成したり、カフェを運営するとのこと。
これだけでも驚きなのですが、実際視察して一番驚いたのは、とにかくとにかく驚いたのは、
誰が利用者で誰が支援者なのか、まったくわからなかった
ことです。
よく言われる「障害者とは社会が作りだすもの」を体感しました。
アニメという共通の趣味があるからか、会話が多いし、表情が生き生きしています。支援者(先生)と障害者(利用者)の関係がフラット。
みんな好きなときにスマホを眺めたりたばこを吸ったり。これも従来の施設では考えられません。自由です。
よく考えたら、会社や大学では、作業に集中しなければならないのにスマホを見ている人なんてザラにいるのに、学校や障害者施設ではなぜスマホを先生が管理するのでしょうね。
支援者×障害者、障害者×障害者のお互いが優しくて、ユーモアがあって、余裕があって。それって、個々に自由が与えられているからこその余裕なのでしょう。おしゃれな利用者が多いのも印象的。
子どもも障害者も高齢者も労働者も管理の対象にするのはほどほどにして、自由と能力感が持てる居場所作りが重要じゃないか、と、お腹の底から感じました。