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加来万周日本画展 令和の月新作展 (&俳句)

そごう広島店画廊で開催されている「加来万周(かくばんしゅう)日本画展 広島を描く」と同時開催の「令和の月 新作展」を観てきました。

パンフレット表面

広島県内各地が描かれています。宮島紅葉谷の描き方も私には思いつかない表現で興味深く拝見しました。
日照も月照もきちんと描くと神々しく感じられます。

加来万周展 パンフレット裏面

富士山はやはり新春を寿ぐ雰囲気がありますね。
黒牡丹を描かれていますがリアルの黒牡丹は赤黒い色です。日本画ではよく黒で描かれるので参考になります。
私は月の位置を下方に描くことはしないので、かなり自分の頭はカタいのだなと思いました。


令和の月 新作展DM

有名作家様が何人も。
岩谷晃太氏の作品はこちらにもご登場です。岩谷氏の作品は背景が漆黒の為かとても印象に残ります。


令和の月 新作展DMより
丁子紅子(ちょうじべにこ)氏の作品


同じくDMより
丁子紅子氏の美人画

丁子紅子氏は主に女性の絵で知られていますが、上の蝶の絵も素敵ですね。

Wikipediaによりますと

岩絵具の美しさを生かすために、天然の岩絵具のみを使用しています。髪の毛は、アズライトマラカイト、シナバーのロックブラックを使用しているのでキラキラしていて、蝶も羽毛を表現するために微粒状の線で丁寧に描かれていて、輝いている作品。」
とのことです。
岩絵具の知識が無い私にはアクセサリーのような石の名が並んでいるのが不思議でもあり驚きでもあります。皆様とても技法や画材に凝っていらっしゃるので私などは溜息が出るばかりです。
丁子紅子氏にとっての「月」の意味があるようにお見受けしますので、改めて取り上げさせていただく機会が訪れることを願います。


さて今日の一句

宮島に汐やふむらん月の鹿   正岡子規

月と鹿の図もまた良き趣ですね。

宮島に渡ると紙の地図をいただけますが(今現在もやっているかは不明)、私のトートバッグから覗いていたその地図を鹿さんに取られたことがあります。
食いつかれて取り戻そうと引っ張ってみたものの、あれよあれよという間に鹿さんの口の中に入っていってしまいました。
バッグは閉じられる物をご持参下さいね。😬

でも「オイラも鹿と地図の引っ張り合いをしたい!」というYouTuberさんが居ました。😆
食べ物ではない物を食べさせない方がいいでしょうね。
引っ張り合いというよりも完全に負けていた私です。

では鹿さんに気をつけて宮島探訪なさってみてください!🦌




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