昇段試験の自運作品の練習です。
自運作品とは、手本のないものを、
自分の思ったように書いた作品のことをいいます。
《思ったように》ですが、
てきとうに運筆して書いていいわけではなく、
辞書を使い丁寧に集字をしていき、
パズルのように組み立て草稿を作り上げていきます。
100人いたら100通りの草稿が出来上がるので、
それはそれは、見ていてとても個性が出て面白いものです。
崩し方、繋げ方は千差万別。
自信のある線が書けるように
繰り返し練習を重ねます。
集字や草稿をせず、先生が手本を用意してる場合もありますが、
当教室では自分の力で作品が書けるように
集字からしていただいています。
※それはペン字や筆ペンでも言えることで、手本がないと書けないのは実用的ではないと思いますので、自分の力で文字を組み立てれる訓練を当教室では重視してきます。
自分の思った通りに作品が書ければ、
それは、もう全ての人が表現者になったも同然で、
生徒さん皆さんが、作品を通して
何かしらの表現をしていただけたら、
私としても、とても幸せなことだと思ってます。