下半期投資戦略を考える30代個人投資家の本音
個人投資家として、今、僕が思う事、そして、とるべき戦略、そして、資産流動を通したアプローチについて、考えていきます。
今後の僕の戦略はある程度固まっています。
今までとはかなり違う戦略を取っていくのは方針です。
そして、このような投資方針の外枠よりも、何故、そう思うのか、どのような情報やデータを元にして考えているのか、そして、どのような生活の為に資産構築を考えていくのか、などが重要な情報になると考えています。
この記事で、何を何処まで記載するのか、まだ決めていませんが、今後の更新の中で、出来るだけ共有をしていきたいと考えています。
投資を辞めない事
コレは僕自身が決定した方針や僕の意思表明というよりも、若い個人投資家の皆様に対するメッセージです。
コレから日本で最も人気のある投資カテゴリーである米国株式市場が低迷局面に陥る可能性が高いです。
もう何年も右肩上がりであった米国株は短期的な暴落もなく、コロナクラッシュ以降、順調に推移してきました。
この状況は日本の個人投資家にも米国株式の保有を促進する結果となり、多くの個人投資家が米国株による資産形成に乗り出しました。
僕自身もコロナクラッシュからの回復基調に乗っかり、随分とポートフォリオ内における米国株式割合を増大しました。
暗号資産の短期的な高まりで膨らました資産、オリンピック特需で得た事業収益も米国株式購入に大きな躍進力を与えてくれましたし、更にはコロナ禍が継続する事で事業投資が鈍化する事により、米国株式に注入する資金額も大きくなっていました。
そして、米国株は値上がりを続けていて、正直定期的に利確して生活費に充てても、十分に資産成長を継続出来る程の伸び幅でした。
個人的には2020年〜の期間で米国株式を中心とした資産形成プログラムの資産額は1.5倍に到達していました。
そして、今から、その時代が終わろうとしています。
ここ3ヶ月(2022.3~2022.5)は僕のポートフォリオの資産成長も鈍化し、米国株式ブームの終焉、そして米国バブルの崩壊の前章譚が始まったように感じています。
以前の僕であれば、ここで米国株式に見切りをつけて、次のフィールドへ資金をゴッソリ移すような戦略を取っていました。
しかし、米国株式投資について、情報収集していく中で、今、最も取るべき戦略とは何か、と考えた時、それは撤退しない事、撤退しないカテゴリーを分散的に所有し続ける事です。
コレは[投資をしている]という状態の定義にも関わってくるモノになりますが、投資継続状況≠入金継続、買い増し、ではありません。
投資継続=継続保有、という等式で定義する姿勢で継続投資を執行する事、コレが今後数年間に及ぶかも知れない米国株式市場に対する僕が支持する姿勢です。
まず、初めにこの話を書いたのは、米国株の今後に不安感を持ってしまって、俗にいう狼狽売りをしてしまった人が、リーマンクラッシュでもコロナクラッシュでも、ドットコムバブル崩壊でも、大損してきた、という歴史がある上で、今回のFRBによる金利引き上げとQTによる株式低迷土壌の生成の際にも、同じ事が起こり得ると考えるからです。
僕は出来れば、出来るだけ、多くの人に損をして欲しくなく、それが心の安定や余裕感をもたらし、投資によって精神に余裕を持った人々が沢山いる社会で暮らしたいと願っているからです。
僕の投資戦略の改訂は米国株式の今後の低迷予測に基づいた思考ですが、米国株への継続投資を否定するものではありませんし、僕自身もまずは保有による投資継続、そして、部分的にセクター別の追加投資、かなり鈍足なペース感での資金投入を検討しております。
米国株式購入指針について
現在保有している株式を売却しない方針については先程、述べた通りですが、今後も米国株式を全く購入しないという戦略ではありません。
僕自身は米国経済は既に世界中の経済情勢と連携していて、世界が成長するのであればアメリカ経済も成長する、と考えています。
僕自身、今のような状況の始まりに向けて$現金を収集し、今後の追加購入の資金プールを作成してきました。
勿論、S&P500(VOO)やVTIに投資しても今までのような成長線を体験出来るとは考えませんし、また、いつまで続くか分からないダウンターンに際し、それらの有名ETFに資金を注入していては一年と持たず資金切れを起こしてしまいます。
今の状況に際して最も重要な戦略は資金枯渇を避ける事です。
投資を続けていくに当たって最も避けなけなければならない事態が反発のタイミングで資金枯渇に陥り、買い場を逃すという事です。
そして、その大局的反発状況はいつ発生するか分からないので、資金を空にする事は出来ません。
かと言って、明確に、このタイミングから買い込む、と言った未来予測が正確に出来る訳もないので、微速購入を続けながら3年〜5年間、資金ショートする事なく米国株式購入を続けていく事が重要だと考えています。
低額の成長セクターの個別株の購入、諸外国株式ETFの購入、高配当バリュー株の購入が実際に買っていくカテゴリーになります。
金鉱株やアジア諸国、アフリカ諸国、EUの国々の株式ETF、コカコーラを筆頭としたクラシックな配当の高いバリュー株を小さくチマチマ買っていきます。
しかし、コレは大まかな話だけであり、金鉱株も打ち止めにするタイミング、EUの国々を購入していく事に関する思想や戦術、高配当バリュー株の危険性に対するヘッジ策など、部分部分で考えなくてはならない事案もありますし、そこの部分はまた別の機会に書く事になると思います。
今回の低迷期は少なくともコロナクラッシュからの反発から史上最高値圏に突入した際のフローと比べて長期的なモノだと考えておりますので、時間はたっぷりあります。
ただ現在ハッキリと言える事は手元の資金枯渇だけは今後数年に渡って絶対的に防いでいくと言った方向性です。
株式購入鈍足化に伴う資金移動
この項目に関しては端的に言えば、証券口座から日本円を抜き取る、という事です。
米国株式に関しては$資産で購入していきます。今の円安状況+米国の金融政策状況では積極的に日本円を注入し、米国株式の購入を進めていく状況にはありません。
米国株式の購入資金は今まで収集してきた$現金とコレから配当で得られる$を資金源としていきます。
これで数年持たせられるくらいの低速購入をしていく所存です。
加えて岸田内閣が存続する限り、僕は日本株の購入はしないので、正直、日本円は証券口座内には必要ありません。
キャッシュフローに余裕がある時には証券会社連携のネットバンクからスライドで投資信託を買う事はあるかも知れませんが、それも証券口座内に日本円を入れて置く事由にはなりません。
一時的に全ての日本円現金を吐き出し、その後少し戻して、元原資金の1.5倍で証券口座内の資産総額を確定し、その金額を資産防衛ラインとして一次設定し、その後、大きな大急落が発生した際には原資金相当額を二次防衛ラインに設定する予定です。
そして、吐き出した資金は事業投資と信用取引口座の保証金としてストックする方針で運用していきます。
稼ぎ頭はFX
僕は元々FXトレーダーなので、米国株式の成長鈍化からのリセッション局面へのリスク増加に伴い、FXで資産運用を行います。
この点に関しては正直、ダサいな、と思っている部分もあります。資産運用、金融所得について語る時にFXは純粋ではないと考えるからです。
FXは半分資産運用ですが、半分は労働的作業であり、不労所得というよりも事業所得に近いモノだと考えています。
悪い言い方をすれば、パチプロにとってのパチンコと同じです。
しかし今の深刻な円安ベクトルの中にあって、円資産防衛戦略を考える時、最も効果的な手段の一つに$購入があり、ドル建て資産の代表格である米国株が不安定状態、下落方向にあるのであれば、$購入の加速、それだけの純粋な為替による差益収益で投資部門の収益を計上していくのであれば、もうFXでいいじゃん、となっているというのが本当の処です。
どの道、今更、更に円を$に変えた処で、$で買いたいモノがある訳でもなく、いつ訪れるかも分からない反発点に備えて米$貯蓄を拡大しても日本円としての流動性も課題も出てきますし、流動性で考えるならシティバンクの普通預金に入れて置くよりFX口座に入れておいた方が流動性は高いです。
全てインターネット口座経由で手数料なしでネットバンクに送金出来ますし、ネットバンクの諸条件を満たせば24時間手数料なしでATMから現金として取り出せます。
終わりに
今回は2022年、下半期に僕がとっていく投資戦略の大枠について、少しご紹介させて頂きました。
コレが絶対的な固定戦略ではなく、僕自身が僕自身に定める大枠的方向性とその事由であり、これを元に様々な部分的戦術を展開していきますし、場合によっては、この原則的運用指針を変更します。
憲法のようなモノです。
そして日々の状況から課題と施策を随時検討し、微調整をしたり定めた方向性に従って動いたり、と言った感じで日々の投資活動を継続していきます。
日々の流れはツイッターaccountにて毎日発信しております。
料理の事やキャンプの事、事業の事など、関係の無い事柄も発信していますが、投資の事についても発信していきます。
DMで投資のお話をするのも全然お待ちしておりますので、繋がって頂けたら幸いです。
状況は日々変化していきますが、皆様の投資ライフが多幸なモノである事を願っております。
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