今週のまとめと次の戦術
おはようございます。
atelierity onlineです。
早いもので今週ももう終わり。
今週の状況を考えつつ、来週以降の戦術を考えていきます。
結論は事業からの回収と投信購入
今までは株式は単純に落ちたら買う、という逆張りナンピン戦術が主な手法でしたが、これはダウンターンに種を撒くにはモッテコイなのですが、上昇局面を続くと買うものがなくなります。
そこで銘柄やセクターのバリエーションを増やす戦術に出ていたのですが、これはリスクが増大していく一方、自分自身が見えている領域、特にクリアに見えている場所から少しずつポートフォリオの中身がボヤけている領域へ拡大してしまいます。
最終的にはリスクの高い個別銘柄の売却と手堅いETFへの積み立てを進めてきたのですが、これでもスグに買う物がなくなりました。
そこで新ルールとして、事業開発への投資を考えたのですが、一時的に金融資産の成長の低下が見られてきました。
ここで結論の地点へ。
回収出来る所からは回収して投資資金に充填しつつ、現金を手堅い投資信託へ移していくという戦術を一時的にとります。
投資信託はポートフォリオの0.5%未満ですので、割合的にはまだリスクをとっていく事が可能で、購入時に為替リスクを直接的に負う事がないので、この局面を切り抜けるには良い策なのではないか、と考えて実験してみる事にしました。
クラシカルな銘柄でも安全ではない
値上がりが進んで、売却するべきものは売却していこう、と僕のみではなく、ちらほら、そんな事を考えている投資家の方も多いと思います。
その中でハイリスクなグロース株で上昇がひと段落したものを狙って売却していくのは定石だと思うのですが、安全資産だと思いがちがクラシカルな銘柄も、決して安全だとは言い切れない、という事を最近認識しました。
グロース株に投資する時は「本当に投資しても大丈夫か?」と疑いの目で見て財務状況などを細かく確認していこう、と思うのですが、マクドナルドやコカコーラは寧ろ、貯金感覚で積み立てを続けてきました。
しかし、実際財務健全性を確認してみると、決して優等生と言える状態ではない、という場合があるのです。
これは倒産のリスクや大暴落の懸念がある、というよりかは、ジリジリと値を下げてなかなか戻ってこない、という事態を懸念しておいた方が良いな、と思う程度の事なのですが、やはりクラシカルな銘柄でも情報の入手と、やはり個別銘柄を買うという事は、それなりのリスクを負うのだ、という認識を新たにしました。
今は守りの時
ここ一年くらい、正直、かなり荒い運用でも利益を出す事が可能な市場状況を続いてきました。
今より簡単な運用土壌など存在しないのではないか、と思う程、本企画以外の全ての投資で好成績を出せてしまう情勢の中、勝って兜の緒を締めなければいけない状況である、と考えています。
今までの運用成長は自らの機知、知能や才能、知識や技法の優位性によるものではない事を噛み締めておかなければなりません。
特に日本政府は経済を圧迫してもある程度プライマリーバランスを取りに来る圧力を持っている事は間違い無いので、今後、株価が停滞、下落に転じる事も多いに考えられるのです。
また僕自身は投資家であると同時に事業家でもあり、労働市場は今後、活性化していく見通しが見えている訳ではない事も念頭に置いておかなければなりません。
不景気はコロナにマスキングされていて、またはコロナ不況と合流した増税不況とオリンピック不況の複合体の様相を呈していて、ワクチンが行き渡っても想像よりも景気が回復しない、という事もありえます。
勿論、これらはリスクの話で、必ず今後、株式の価格低迷、実体経済の活性化の鈍化が起こる、という予言ではありません。
ただし、そうなったらどうするのか、という見立ては立てておかなければなりません。
自分自身の労働も含めて、資産を守り育てる為には、状況を観察し、仮説を立て、想像を巡らせて、対応を仮定していく、という事も大切な事だと考えています。
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