長期保有株を見直す
こんにちわ。
atelierity onlineです。
最近は一週間の経過が早く、あっという間に時間が過ぎていっているような気がします。
ポートフォリオを見直す
今週末、僕が考える今後の運用戦術は「ポートフォリオを組み替えていく事」です。
以前の回でもお話しましたが、現在、本企画のポートフォリオは現金比率が高すぎる、という現状があります。
現在の市場状況的に現金を厚めに持つ事の価値は大きい情勢ではあるものの、優先すべきは、本企画の目的「老後に向けた資産成長」であり、目先のチャンスにコミットする事ではありません。
という訳で、元々現金比率を落としていかなければならない、と考えていました。
一時的に現金比率を下げる為に事業投資に振り下げたり、色々と策を講じつつ、基本的には新規の金融商品を追加購入していく事で現金比率の低下を図っていく事にしています。
が、しかし、金・銀・プラチナの購入は手数料が1%を超えていて、米国株式はドル高の為、低リスク資産を購入しようとすると、為替リスクが勝る、という状況であり、このシュチュエーションを切り抜けるためには、また別の戦術が必要になりました。
現在、試しているのが「投資信託の分散購入」という手段です。
日本円で購入する事が出来、少額分散をする事が出来、多様性を確保する事が出来る。
今、僕が目指している投資手法には現条件ではビッタリとハマるのです。
あとは気にすべき事は手数料をシビアにジャッジする事であり、それ以外は以前からやっている米国ETFと同じ戦略を取っていきます。
と考えるとかなり安定した地盤の生成が可能になるので、原資の配分割合を米国ETF(株式系、債券系)と日本投信(株式系、リート系)に集中させる事で安全性を高め、その地盤の上で安全性の高い個別株資産を成長させていく戦略を本年の基本戦略と定める事にしました。
なので、今月の残りの日数でリスクの高い米国株の積み数を減らしつつ、安定資産中心のポートフォリオを生成していく試みを進めていきます。
高配当株の行方
個別株を考えていく時、重要視するのが、高配当株への積み立てです。
高配当株は高配当株というだけでリスクであり(減配→暴落)それを加味した割合での保有しかする事が出来ませんが、その中でも更に精査をしていく事にしました。
僕の中で配当を意識し出すのは3%〜です。
その中での優良選手が通信系のベライゾンとAT&T。特に財務状況から見るとベライゾンはかなり優良だと考えられます。
勿論、買い場がいつ来るかは予測をする事は出来ないので、企業状態を把握しつつ、自分自身のルールに基づき、買う時に買う、というルール作りが重要だと考えています。
なので、本日は積み立てを進めてきた銘柄の再チェックの結果を書いていこうと思います。
ケロッグ
あまり人気株だとは思えませんが、僕は地味にケロッグを積み立ててきました。
以前の僕のルールが「名前を知っていて商品を使っている(見ている)」だった時に「在宅時間が増えればシリアルの消費も増えるのでは」と買っていて、買い場が来れば積み上げてきた株ですが今回のルール変更により、積極的な購入対象からは除外されます。
理由は収益性と財務健全性のスコアが低い事です。
更にはコモディティ価格の上昇によって原料費が高騰すれば、更に収益性が悪化する事が懸念材料になっています。
マクドナルド
僕個人の結論から言えば、マクドナルドへの積み立ては継続します。
が、大きく値上がれば、買い付けを中断し、少しずつ積み数を削ると思います。
理由は財務健全性のスコアが低い点、原料費の高騰がダメージになる点、所有不動産価格の下落リスク、高い広告費、売り上げスケールに関わらず製品開発を続けていかなければならない事、などです。
莫大なマクドナルド株を積み上げる事はなく、積み立てるけど、量を増やす事を目的としない、と言った形で運用していきます。
コカ・コーラ
これもマクドナルドと同じ理由で、同じ戦略での運用となります。
それと加えて、もう一つ懸念材料になっているのが「バフェット信者」の存在です。
それはバフェット氏を尊敬している人や、バフェット氏から学ぼうとしている人ではなく、「ウォーレンバフェット氏を盲信している人達」です。
簡単に言えば「バフェット所有銘柄だから優良株」だと判断しているような人々です。
彼らは下落時に必ず狼狽します。
自分自身が自分の知識と意思で選び抜いた会社ではないモノに資産を預けてしまっているので、当然と言えば、当然ですが。
そうすると必ず、必要以上の所まで下落させてしまうリスクが高いと思っています。
しかし、収益性(マクドナルドより原価が低い)が高い部分と差し引きすると、結果としてはマクドナルドと同じ運用方式を適用する事になります。
積み立てる銘柄
難癖をつけるような話ばかりになってしまいましたが、実際に積み立てを続けていく銘柄もあります。
その一つが比較的リスキーな株と言われている金鉱株です。
しかも、先ほど言ったようにバフェット信者による買い進めもあったバリックゴールドです。
理由はバフェット氏が既に持ち株を多分に削り、既に狼狽売りが進んだ事、そして、売却可能資産量が多くキャッシュの枯渇リスクが少ない事、少額ながら配当がある事です。
つまり現在、値下がり中で、お小遣いを貰いながら、いつか当たる宝くじのようなものだという判断です。
インテル
僕の中ではかなり安全資産枠として評価しているインテルです。
正直、申し分ないもので、すでに業界での王者の位置に君臨し、今後も、その業界自体に陰りが出る兆しもなく、財務健全性と収益性も高く、安定していて、株価の高騰も緩やかで、微細ながら配当も出ていて、誰もが知っていて使っている製品を世に出している会社です。
懸念というか、心得ていかなければならないのが、このような企業でも、下がる時は下がる、という事です。
株式は全て、リスク性資産なので、どんなに安定した良い会社であろうとも下落局面はあります。
また社会に広く利用されているという事は社会情勢の煽りをちゃんと受けますし、下落と上昇を繰り返しながら緩やかに成長していく事から高値掴みは回収までに多くの時間を要します。
まとめ
運用戦術のマイナーチェンジに伴い、改めて保有株を見直してみました。
個人的にはコカコーラとマクドナルドの財務健全性のスコアが芳しくなかった事など、改めて感じてみる事を提案できた事の意味は大きかったと思います。
僕自身も、そこまで重要な事だと考えて捉えてなかったのですが、資産が成長し積み上げ額が高くなる程、こういった要素は重要になってくるのではないか、と感じています。
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