ウクライナ情勢→日本の話をする。
ウクライナ情勢について考える事が増えた。
ロシアの人々の言い分も聞いて、それでもやはり、クリミアの件も含めて侵略だと思っている。
ただし、ウクライナ可哀想という意見、東ヨーロッパがヤバいという意見は正直、無意味だし寧ろ邪魔ですらある。
ウクライナにはウクライナの主権と意図と意志があり、それを大国ロシアの遥か東側から、ああだこうだと言うべきではない。
僕は戦争が起こる事自体に否定的だし、独立国へ他国が、もし同一民族であったとしても侵略する事を台湾の件も含めて絶対に容認しない。
それでもウクライナとロシアの事情は僕には分かりきる事はないだろうし、ロシアの言い分を信じない事も、ウクライナ人の生活が守られてほしいと願う事も全て、勝手な僕の想いでしかない。
だから僕は日本人として勝手に僕の意見を発表する事にする。
そこには万が一、沢山の人が同じ想いを持てば戦争を回避するルートが開かれるのではないか、という淡い勝手な希望も含まれている。
僕達も占拠されています
これはme too運動みたいなモノで、日本の北方領土が占拠されている現状を多くの海外の人々は知らないのではないか、と思い、今、この情報を発信する必要性があると考えている。
ロシアが同一民族がいるから、と言う理由でクリミア占拠を正当化するのであれば、北方領土の占拠状態はどう説明するつもりなのか、と思う。
これは日本人として思う、日本とロシアの問題である。
この事象はロシアが他国を占拠する、と言うクリミア以外の具体的事例である。
武力で他国を侵略、占拠、統治する事をロシアは日本に対してもやっている。
ウクライナがもとソビエト連邦であったから、と言う理由は北方領土の問題では持ち出す事が出来ない筈である。
日本国はソビエト連邦の国ではないし、西方諸国側のアメリカの同盟国である。
ウクライナの事はわからないから日本の話をする。
僕達は占拠されている。
ロシアの軍事的圧力
2021年10月18日。
ロシア海軍の艦艇は中国海軍と共に津軽海峡を運行した。
これは津軽海峡が特定水域であり、中央部に限っては公海であり領海侵犯には当たらない。
ただし、日本国側への配慮はなく、明らかに威圧的な行動であった。
ロシアは北方領土を占拠、中国は尖閣諸島の排他的経済水域まで侵犯しており、この2国の軍事力が同時に津軽海峡を通過する行為は日本にとって充分な脅威である。
北海道の上部の水域を通るのではなく、本州と北海道の間を航行する行為は僕達日本にとっては脅威である。
その航路を通過した後、本州関東部への攻撃展開、津軽海峡自体の軍事的閉鎖などを連想する事も可能である。
友好国にとって開かれた海であっても、侵略国の軍事力を通過させる為の公海ではない事はロシアも中国もわかっているだろう。
ここで申し上げたいのは、ロシアの軍事力は我が国日本にとっても脅威であり、その脅威を僕達は目にする事になっていると言う事である。
ロシアは軍事力で意思表示をする、目的執行する国家であると僕は認識している。
今回、ウクライナの国境に軍事力を集結させている事自体が軍事力の行使を既に行なっているといえる。
軍事力で意見を通す国家である事は疑いの余地がない。
終わりに
現在のウクライナ情勢は複雑で大国を挟んだ反対側にいる僕達が何かを推しはかる事は難しい。
しかし、その大国の東西両端で軍事的脅威と領土占領が起きていると言う事は紛れもない事実である。
僕達日本人は日本人が言うべき事を言う事で
ウクライナの為になるかもしれない。
またロシアは多くの国と接している。
ウクライナだけでなく、多くの隣接国の悲劇を未然に防ぐ為にも日本は声を上げるべきだと思う。
アフガニスタンで展開された数々の惨状と現在の不安定な情勢もロシアの侵攻によって端を発した。
僕達ロシア隣接国はお互いに、お互いの為に、自国の為に、ユーラシア地域の為に声を自らの立場で上げるべきだと考えている。
今回、北方領土の件を持ち出すのは自国にとってのベストタイミングではない。
ただし、ロシアの西端で有事が起ころうとしている時に同じく占拠されている我が国がダンマリを決め込むのにも違和感を感じる。
声を上げて、知ってもらう事で、ロシアの軍事行動を国際世論が批判的な目を向け、殺される人々を一人でも減らすなら、僕は、日本の話を今する価値が多いにあると思う。
written by ぽんた@HAM