紫陽花の季節に
5月も後半になり、紫陽花の季節が本番に。
梅雨入りが早かった京都ではありますが、
紫陽花が咲くので、ちょっと嬉しい気持ちになります。
紫色が中心で赤紫や青紫、
そして、ピンクや薄い青などもありますね。
この色の違いは、アントシアニンという色素が関係していて、
それが土壌から吸い上げられるアルミニウムの量により、
赤よりや青よりになるようです。
でも、私には梅雨の季節(水が多い=ブルー)がどれにも入っていると思います。
それが、紫陽花の色にある自然界の理になっているような。
そして、雨がよく似合う。
雨音を聞きながら、
紫陽花を眺めていると、
心が鎮まり、落ち着いてきます。
それは、青をという色がベースになっているから
余計にそう感じられるのかもしれません。
そして、彩度が低いことも心を緩ませてもらえる所以です。
薄くても、濃くても同じ印象を与えます。
少しずつ色が変化していくところも
なんとなく、人の心模様と似ているような気がします。
紫陽花、ずっと眺めていたくなる花です。
この季節をゆっくりと過ごすための大切な自然の友。