コンセプトが明確になったら、思い切ってテーマカラーを変えるのも大切
私は、カラーを使ってカウンセリングやコンサルティングをしています。
まずは、今の自分の気持ちに向き合うために。
選ばれたカラーから、今どのような気持ちか、今何を必要としているか?何を目指しているのか?どのようなことを問題だと感じているのか?などが現れます。これは、言い当てるというものではなく、色の意味を読み解くのです。
カラーと言う目に見える媒体は、目に見えない心の様子を客観的に分析することに役立ちます。それもクライアントさんと一緒に共有しながらお話ができるのです。
気持ちの整理整頓に
人は「何となくわかってはいるけど」とよく言います。何となく…これを整理整頓できるツールとしてのカラー。
ある個人で活動されている方から、元々使っていた屋号や色が、最近なんか違う気がする、との相談がありました。そこでまずはRYBカラーリーディング®︎でカウンセリングをしました。
以前の方向性を振り返って、それは、今の彼女にとって大事な基板となっているのは明白です。元々のコンセプトは、「子どもたち、そのお母さんたちのサポートをしたい」でした。その方法は、ゆっくりと穏やかな気持ちで取り組みたいと。この時もテーマカラーを決めるお手伝いをしました。
ゆっくりと穏やかな気持ちで・・・グリーン(自然の色、心の色とされます)
子どもたち・・・イエロー(光のごとくまっすぐ進む性質、自己主張をする、明るく活発などの意味があります)
お母さんたち・・・ブルー(子どもを守ること、様々なことを受け入れる、心の支え、安心、家族を大切にするなどの意味があります)
グリーンは自分のペースを表す色。そしてイエローとブルーの混色もグリーン。結局グリーンは外せないし、コンセプトカラーとして適しているのでは?ということになりました。また、グリーンには「成長」というキーワードもあるので、子どものサポートを表すことに適しています。
明度が高くソフトなグリーンを名刺デザインに使いました。
数年間、そのテーマカラーで活動してこられたのですが、だんだんと以前より明確に自分にできることややって行こうと思うことがわかってきたと。
経験を積んだから見つけたこと
カラーカウンセリングで、彼女は、しばらく続けていた活動に一旦区切りがつき、そこでゆっくりと考えることがあると話していました。今後の展望が現れていましたのです。
彼女の活動で、心を閉ざしていた子どもたちが自ら話をするようになったり、目指していた学校に合格したり、学校に行けなかった子どもが目標を見つけたり。なぜそれが実を結んできたのか?を客観的に分析するところまで来ています。そこで、今までは、子どもたちお母さんたちへのサポートを目指していたけれど、だんだんと支援する側の人たちにとって必要なことで役に立てたらと考えるようになったのです。つまり学校教員や支援者の方々が対象です。
そこで、今後の思いを表すカラーは、ターコイズブルーでした。
このカラーの意味は、「大きな理想や目標が広がっているけれど、その先の行き着くところは決まっている」。
「子どもたちを包み込み、受け入れ、子どもたちが目指すところを一緒に見つける役割の人たちへ」
これらを表すカラーが彼女のコンセプトカラーになりました。
ブルーは、冷静に落ち着きを表す色ですが、その中でもターコイズは黄みが入ったブルーです。イエローの目標が入り、それを導くための光も含んだブルー。
「とてもスッキリして、進みやすくなりました」と。
行先の光を見つけると、明確に道がわかりますよね。テーマカラーがその役割となり、ターコイズブルーに向かって進まれることを願っています。