『ライチ×ピーチジャム』が美味しすぎる件 後編
前回購入した、SAISONFACTORYの『ライチ×ピーチジャム』を早速食べてみることにした。
国産の白桃とライチの果汁、絶対美味しくないわけない!
…と言いたいところだが、ここでひとつ心配なことがある。私はジャムが苦手だということだ。
正確に言うと、ジャムというよりは加熱した果物が苦手なのかもしれない。アップルパイも焼きバナナも、食べられなくはないが、他に選択肢があるならば選んでまでは食べない。フレッシュな物に比べると、果物の成れの果てな気がしてどうも好きにはなれないのだ。
そんな私が、ドレッシングを買いに行っただけの店で衝動的にジャムを買ってしまうだなんて、自分でも信じられない。しかも、1個1500円を超える高級ジャムである。間違いなく美味しくあってくれないと困るのだ。
なにはともあれ、食べてみないことには答えはわからない。
意を決してフタを開けた途端、桃のフレッシュな甘い香りと、ライチの華やかでみずみずしくほんのり甘い香りがふわっと広がった。すくってみると、桃の果肉がゴロゴロどころかボロンと出てきて、見た目だけでも果肉感がスゴい!
『イケるかもしれない!』
まずはヨーグルトにかけ、恐る恐る食べてみると…
『なんじゃこりゃ!!』
危ない、美味すぎて小躍りしちゃうとこであった。
今まで私が食べてきたものは、もしかするとジャムではなかったのかもしれない。そう言わざるを得ないほど、これまでのジャムの概念を覆してきた。いや、もはやこれはジャムではなく桃だ!
とんでもなく美味しい!美味しすぎる!!
「これを食べたことがきっかけでジャムが好きになりました」と言える日がくる、そんなことをふと考えた。
ちょうどいいところに食パンが転がっていたので、こちらにもぬりぬりし、クリームチーズをトッピングした。
『ウマーーーーーーーーーー!!』
間違いない!ウマすぎる!
こちらに関しては、もう完全にスイーツだ。オシャンな雰囲気の店だったら700円ぐらいで出せるんじゃないか。
1500円超えにビビったていたけれど、もう1本くらい買えばよかったなぁと本気で思うのであった。