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ベルサイユのばらを見た
劇場アニメ「ベルサイユのばら」を見てきました。
ネタばれなるようなことは書かないけど(とは言っても、漫画もアニメもうん十年前に完結しているので、ネタバレしないという表現も正しくないかも)これから映画を見る方は、見終わってから読んでいただいたほうがいいかもしれません。
私はテレビアニメは世代のようで、そうでもなかったみたい。
初回放送が1979年とのことで、私が4歳か5歳のころ。
何度も再放送しているから見る機会はあっただろうけど、主題歌を知っているくらいでした。
そんな私がベルばらにはまったのは、大人になってから。
たまたま原作を読む機会があって。
これ、小学生くらいで見ても、本質的なところはわからなかったんじゃないかな。
大人になってから読んだことで、どうにもならないことを抱えながら生きるオスカル、アントワネットをはじめ、さまざまな登場人物の苦しみに共感することが出来るのではないかと思います。
初めてアニメ版を見てみた感想
映画になるからだと思うけど、アマプラで、アニメ版がみられるようになっていました。
大好きなベルばらがみられる!
と思って早速見てみたんだけど、原作とテレビアニメ版って、ちょっと違う気がした。
アンドレのキャラがすごく違ってて、違和感・・・。
こんな、HAHAHAみたいなキャラだったかな?
そして、これはもう仕方ないことなのかもしれないけど、効果音がガンダムと同じような感じ。
夫に、なんかガンダムみたいなんだよなーって言ったら、「確かに、ここでザクが出てきてもおかしくない」というようなことを言っていました。
70年代のアニメはそういうもんなんだろうね。
それから、アンドレ(ばかりダメ出しするつもりもないけど)の最期がちょっと納得いかず。
アンドレはオスカルに命を救われ、「いつかこの命をお前のためにささげる」と誓うのに、なんでもないところで流れ弾に当たって死ぬという・・・
お友達に、ベルばらを初めて見てみたよといったら、原作のほうがいいよね。と言われ、その通りだと思った。
っていうテレビアニメ版からの映画へ。
2時間にぎゅーーーーっと詰め込んだ映画版
これ、ネガティブな意見じゃないよ。
アントワネットへの忠誠、フェルゼンとの恋、アンドレへの愛情に気づく。そして自分の信じた道を迷いながらも進む、オスカルの一生のみにフォーカスを当てた作品。
いろんなエピソードが割愛されているけど、わかっているので、全然ストレスに感じない。
絵はきれいだし、テレビアニメ版みたいなもやもやもなく、多分原作に忠実に作られていて、とてもよかった。
そして意外なことに、一人で鑑賞しているおじさんが多く、ベルばらって、女子だけに人気があったわけじゃないんだなと思いました。
もうちょっと書きたいことがあったんだけど、長くなりそうだから、この辺にしておきます。