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石けん工房を作りたい:プロローグ

 石けんを手作りしています。
 そして、現在、化粧品製造販売業を申請中です。認可されると業者として石けんを堂々と化粧品として販売することができるようになります。


手作り石けんを販売してはいけない

 まず、前提として石けんは化粧品であり、販売する際は薬機法に則っている必要があります。手作り化粧品全般に言えることですが、自分で趣味で作ったものを販売することは禁じられています。「手作り化粧品」とは自分自身や、家族のケアに使うものです。

そもそも、なぜ石けんを作っているのか?

 私は元々肌が弱いので、化粧品を手作りしていました。手作りをすると自分の肌に合った物が作れるので、市販の化粧品を作っていた頃と比べると、肌荒れすることも少なくなっていました。

 だけど、最後まで頑固にダメだったのがシャンプー。
 本当に色々な種類のシャンプーを試しました。
 無添加と謳っているものや、低刺激の商品、オーガニック、etc・・・世の中には、なんとなく肌によさそうな製品があふれています。
 
 もちろん、すべてがダメだったわけではなく、肌荒れしないものもありました。
 ただ、お財布にやさしくない。
 普通サイズのシャンプーで5000円するとか。まあ、痒くなったりすることを考えると5000円でも買うしかないんですけど。

 そんなわけで、痒くならないもの+なるべくお安い製品を探して、シャンプージプシーを続けていました。

 それで、あるとき手作り石けん教室の広告を目にします。手作り化粧品のレシピ本などには石けんの作り方も載っているので、その存在は知っていました。だけど、危なそうで手が出せずにいたのですが、ちゃんと習えば作れるようになるのかも。と思って教室に通うことにしました。

 先生に教えてもらいながら作った石けんが、普通の石けんだった(いい意味で)のに驚きます。あまり泡が立たないとか、さっぱりしすぎるとか、ネガティブなことを想像していたけど、洗えるか?という点では市販の石けんと遜色有りません。
 むしろ、洗い上がりがしっとりとして、皮脂を全部取られたようなつっぱり感もない。
 
 そして、肝心の肌荒れはまったく有りませんでした。
 先生から教えてもらったシャンプーバーで洗ってもまったく問題なし。感激。一体今まで何の刺激に反応していたんだろう。

 その上、デザインとか香りとか色も楽しめる。あっという間に石けん作りにハマりました。

石けんを販売したいと思った理由

 すっかり石けん作りにハマった私は、手作りした石けんをお友達にプレゼントしていました。
 そのうち「売って欲しい」と言われるようになりますが、そのたびに、「手作りは販売できない」とお断りし、石けん作りなら教えられるとお話していました。

 そうしているうちに、ある友人からかなり本気で「私はあなたが作った石けんを売りたい」と言われます。確かにこんなに心地のよい石けんなのだから、販売できたらいいのになっていう気持ちも有りました。

 それなりの石けんを選ぼうとすると、結構なお値段がします。良い石けんを手頃な価格でお届けできたらいいのになと思っていました。

 なによりも、私のようにシャンプージプシーの人は多いと思うのです。石けんならば私は自信を持って「これ、いいよ」と言える。

 徐々に、石けんを販売したいという気持ちが強くなっていきました。


終わらなそうなので、続きは明日書きます。

 


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