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始まった時と今

所属しているヨガスタジオから、プロフィールを書いてくださいと頼まれた。
わたしはヨガのほかに石けんとか、アロマとかいくつか取り組んでいることがあるので、何用なのかで前面に出すものが変わる。
根底にあるものは同じだけど、石けんを作るまでのことを書くのか、心理面のことを書くのか、ヨガを始めたきっかけを書くのか。
ヨガのプロフィールを今までに書いたことがあったと思うんだけど、どういう内容で書いたのかまったく思い出せない。

ほかの先生はこういう風に書いてますという見本を読んだら、なぜヨガなのか、なぜ教えたいと思ったのかがはっきりと書いてあった。
私の場合、そのあたりが結構曖昧である。
プロフィールを書き始めたのはいいが、途中で考え込んでしまった。

わたしがOMYOGAで資格を取ろうと決めたのは「有の瞑想」だった。
当時(今も)心理学を学んでいたわたしは、有の瞑想のヨガで行う認知行動療法というのに強く惹かれたんだ。

認知行動療法は、実際に起きた出来事に対する感じ方が、感情や行動に影響を及ぼすと考える。
感じ方が適切なのかを検討し、その結果生じる感情や行動を変えていくという心理療法。
もともとはうつ病の改善のために作られた技法だけど、うつ状態まで達していなくても、強いストレスにさらされている現代人が知っておいたとして損はない。
ヨガを通してする認知行動療法なら、手軽に日常に落とし込めるのではないかと思ったのだった。

だから、ヨガ(アーサナ)を伝えたかったというより、心理学、有の瞑想を学び始めた結果、ヨガの先生になったんだなと思い至った。

有の瞑想は、おやすみメディテーションで伝えることが出来ている。
ヨガのほうも、少しずつだけど生徒さんが増えてきて、今日は満席になった。
参加者数は多いとモチベーションアップになるけど、少なければじっくりと生徒さんを見ることができる。
だからどちらでもいい。

プロフィールを書くことは、原点をもう一度見直すきっかけになる。
その始まりから自分がどのように進んできているのかを振り返ることにもなった。
あまりにもかけ離れたことになっていなくてちょっとホッとしたし、やりたいと思ったことをやれていること、その枠組みを作ってくれた仲間たちに感謝だなあと思っている。


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