ハイパー・イケメン・クリーム
※うえのまち駿さまの画像をヘッダーにお借りしました。レオ様風。
ちょっとした育児の笑い話。
~美しさのベースはお肌から~
冬になると乾燥でお肌がカサカサしますね。
これは私のような年齢になってくると深刻で、どんなにものぐさでも、その昔ゆで卵肌だったとしても、お風呂上がりは全身とろみのあるクリームでの保湿が必須になってきます。
そして子どもたち。特に男児。(園児と1年生)
元気にお外を走り回るのに加え、先生にアルコール消毒液をシュッシュされたりするので手が荒れて、放置すると大変気の毒なことになってしまいます。
(言い方は悪いが子どもは病原菌の温床なので、働く人を守るため消毒は否定しませんが)
しかし、お風呂上がりに保湿クリームを塗ろうとすると嫌がるんですね。
冷たいとか、ベタベタするとか。(まあわかる)
そこで母、詭弁を弄(ろう)してなんとか塗り込めようともがきます。
「これをぬるとつよくてかっこいいイケメンになるよ」
「Hey、スーパーヒーロー!イケメンクリーム、塗ってあげよ!」
(女児ならプリンセスとかプリキュアだとかなんとか言って丸め込むか)
クリームとは、なんてことない安価なニベアやアトリックスなのですが、肌に蓋をして乾燥を防げばオッケーなはずで。
はじめは嫌がられていましたが、このイケメンの呪文のおかげで、どうにかこうにか手の甲や頬に塗りたくって寝るのがルーティンになりました。
(この母の苦労よ誰か褒めて)
日々の保湿のおかげですべすべお肌でゴキゲンに過ごす子どもたち。心なしかイケメン度も増したような・・・(親バカ)
そんなある日のこと。少し遅れた正月の帰省でお義母さんに化粧品など種々の不要品をもらい受けました。
詳細は分かりませんが、頂き物で使わないので「使うなり、処分するなり好きにしてちょーだい」と。
(お義母さまは早々に終活とか断捨離とかしながらすっきり暮らす高潔な方)
その化粧品は紫のメタリックな紙箱(高い歯磨き粉のよう)に紫色のチューブ・中のクリームも紫色という魔女のようなおどろおどろしい代物。
言い方は悪いが、あやしげなので子どもの保湿に使って処分しよう。そう思いました。
その夜はニベアの代わりにその紫色のクリームをたっぷり子どもに塗りたくって寝ました。(ついでに自分の顔にも塗った)
翌朝・・・長男の実感。
「お肌モチモチしてるね。」
「これはハイパーイケメンクリームだね」
おそるおそる塗った私の肌もモチモチしている。
なんだかシワも目立たず、化粧ノリも良くなったような。
おぉ、イケメン万歳!
これからはハイパーイケメンクリームだね。
今夜も男児たちとキャッキャしながら眠りにつくのでした。
・・・で、そのハイパーなクリームって?
よく見たら味の素とか書いている。異業種が化粧品メーカー参入って最近よく聞きますね。調べてみたら、「JINOアミノシューティカルクリーム」
お値段なんと、
13,200円(税込)
13,200円(税込)!??
回し者じゃないよ。
100回使っても一回132円!われわれ、一本198円のニベア使ってるよ!
お義母さまなぜこんな高い代物を我々に・・・?
何も期待せず使った化粧品の効果に驚愕したので、調べてみたらお値段にまた驚愕したというお話。
わたくし、ついケチケチと自分の棺桶代まで削ろうとしているような人生ですが、やはりちゃんと良いものを使うというのも一つのジャスティスということでしょうか。
(えぇ、国産ブランド牛とか美味しいですよね)
これをまた子どもに惜しげなく塗りたくれるか・・・
アラフォーのお肌の救済が先か。
ハイパーイケメンクリームをめぐって、
つい、セコいソロバン勘定をしてしまう母でありました。
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