スズハナ情報
今や“どこぞの教祖?”感モリモリ、堂々怪々たる風貌と化した――Mr.石井竜也。
かつての源氏名は〈カールスモーキー石井〉。透明感ある超美声のコミカル系ボーカルとして、かの《米米クラブ》で怪気炎をあげていた。
そして!何を隠そう『Shake Hip!』の初聴き以来、ハマりにハマりまくった初バンド沼が、実に《米米クラブ》――だったのだ。
今、新たなバンド沼にハマっている。その名は《和楽器バンド》――…の、沼。
尺八、筝に三味線、和太鼓の…渋く艶やかなる和の協奏。
ボーカルはスズハナ嬢――彼女の“高音突き抜け感”たるや、竹を割ったように小気味良い。
しかして何やら、発声法が民謡得意な演歌歌手――細川たかしや松村和子っぽいな、と思ってWikiってみたらば…。
スズハナ嬢、詩吟の師範…とは!
さて本題。
ユーツベ《鈴華チャンネル》で、スズハナ嬢が“舞扇”の解説と実演をしているのを観た。
「…こーして、こう…」
…と、バサッ。
ヒラリヒラリ…のクルクル、パチンッ!
「…で、ですね…ココんトコに鉛の重りが嵌め込んであるんですよー…」
…スズハナ師範の指先が、扇骨の根元を指す。
「…扇子を指に掛けて回す時のバランサー…」――なのだと。
“へぇ、そーなんや!…したら、ウチの舞扇にも嵌まってるんかな?”
早速、わが家に伝わる家宝(←ウソ)――家紋入り舞扇を、バサッ。
開いた扇の根元に目をば凝ら~す……。
“うぁ、ホンマや…あるある!”
食器棚に格納されている家宝(←ウソ再び)の舞扇ながら、こんな工夫が隠されていたとは!
試しに、人差し指に引っ掛け回してみる。
クルクル、クル…
“ぉお、確かーに!空気抵抗にヨロメかぬ、安定の回転っ!”
まぁこの先、舞扇を回す用など出現率0%なのだが…――実証には、ひとまず感動。
舞扇に隠されていた、鉛のバランサー。
スズハナ情報に触れてなかったなら、今も未来も“舞扇持ちの舞扇知らず”――だったろうねぇ!?!?