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シルエットに叫ぶ
“節くれ”た緑の茎に、ピョコンと葉っぱ。ナマ白い根っこがモジャっと生える、その姿。
ディ○ニー・アニメなんかに登場すりゃ、シャッポ片手に得意顔で行進でもしてそうな――コヤツら、富貴竹。
英国ビールの空きビンに突っ込んで、水耕栽培をば。
富貴“竹”――とゆーから、竹なのかと思いきや…竹ぢゃないとか!?…べんべん♪
見るからに竹なのにー!?
キッチン・シンクの縁に並べ置き、3本揃っでSay,cheeeeese!゙ってしたらばさぁ――“…あ、なんかアノ姿に似とる!”
〈手をあげて横断歩道をわたりましょう〉
…で刷り込まれた、アノ“手あげ横断”さね!
横断歩道寸前で立ち止まり、左右を見た後――“ビシッ”――と、ガキンチョ連は手あげをキメる。
ハツラツ健気、堂々の手あげ横断を見せつけられた日にゃ、“カンペキやな!”と運転席で感心する。
年少園児は、指先までビシッ。
年長になると、指先はダレるが腕はビシッ。
小学校低学年辺りは、“ビシッ”が“フワッ”に変容。
いよいよ恥ずかしさも相まる高学年、挙げようか挙げまいかの葛藤が手先に滲み出るのが、何だか笑える。
おガキさまたちよ!
いずれ、その素直さが宝物に感じる時がやってくる。1度手放せば、欲しくても手に入らなくなる。
素直こそ至宝、手放してはならぬぞよ。
――と、ナンチャッテ竹…もとい、富貴竹のシルエットに叫ぶアテクシでございました。
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![Atelier SARAKI](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/927315/profile_f234ec287eb29469eb16b80064d48e50.jpg?width=600&crop=1:1,smart)