1-3:使い始める前に。パスとアピアランスって何?Illustratorで絵を描く方法(ルール)を知ろう。
Illustratorを使う上で重要な「パス」と「アピアランス」が何か?を
きちんと知ることができます。
これらを知れば、迷わずにIllustratorを操作するできるようになるはずです。
違いがわかるワークショップ
さて突然ですが、
画用紙をなどを用意して、
中央に
横40mm縦50mm(長さは適当でもOK)の
四角形を書いてください
描けましたでしょうか?
ではその四角形について質問です。
それは枠だけの四角形でしょうか?
中が塗りつぶされてるでしょうか?
では 枠の色は?中の色は?
どんな見た目の四角形でしょう?
赤の枠だけの四角形の人もいれば、
塗りつぶされた黒の四角形を描いた人もおられるでしょう。
人によって違ったはずです。
なぜ、違いができてしまったのか?
『どのように』描くか。が指示されていなかったためです。
先程の『何を』描くかの指示に
「1mmの黒のボールペンで描いて中は塗りつぶさない」
と付け加えれば、皆が同じような見た目の四角形になったことでしょう。
この二つの指示が
パス(横40mm縦50mmの四角形を書く)と
アピアランス(1mmの黒のボールペンで描いて中は塗りつぶさない)であり、
Illustratorの描画のルールなのです。
改めて、
パスとは
「ここから ここまで こんな風に」という 線の引き方の指示であり、
塗り絵の下絵の様な物です。(※こんな風とは、まっすぐとかカーブするとか)
そして、パス(描かれる図形)は必ず、
アンカーポイント(ここ)とセグメント(こことここを結ぶこんな風な線)で
できています。
アピアランスとは
そのパスに対し、「この色で こんな太さに」するという着色・装飾方法の指示であり、
塗り絵の色を決める様な物です。
そして、アピアランスは
線(輪郭)と塗り(囲まれたエリア)で
できていてます。
実際に紙に絵を描く時は、色無しでは描けませんが、
Illustratorは透明(アピアランスなし)でパスを描くこともできてしまいます。
が、トラブルのもとになるので、透明なアピアランスはしないようにしましょう。
まとめ
Illustratorは必ずこのルールで図形を描いていきます。
始点と終点(アンカーポイント)をつなぐ線(セグメント)。
その線(パス)がどんな色や太さなのかなどの情報(アピアランス)を足す。
この2つの指示を元に、Illustratorは画面に図形を描き出し、いわゆるお絵描きソフトの様にあたかも直接色を塗って描かれている様に見せているのです。
おしまい