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お家でアート Art at home 3


こんにちは、那覇市のスキマにポツンと建っているアトリエm、のひろみです。
覚悟をしてたとはいえ、長いお家生活となりました。

我が家には3名の子どもがおります。
学校から出された休校分の宿題が3名分、完璧さを求めるとどう考えても親子共倒れでした。
そこで我が家では家族のメンタルを優先し、宿題はほどほど(学校の先生すみません)、その分日々の暮らしからの学びを意識することにしました。
仕事も減ったため時間的余裕もでき、意外にも双方無理なく過ごせることに驚きながら、日々どれだけ時間に追われていたかを痛感。
今のところ家族のフィジカルもメンタルも、平穏を保てていることはとても幸いなことだと思っています。

皆さんのご家庭でも試行錯誤しながら、少しでも楽しく過ごせられるようそれぞれ工夫されておられるのではないでしょうか。
何が正解かはわかりませんが、子どもも大人も先生も、生きやすい社会となればいいですよね。

アトリエmではシンプルだからこそ大人も子どもも魅了されるアートワークを、日々の暮らしから見つけては楽しく実践しています。

お家でアート 3。
今回も過去行ったワークを見返して、お家でも手軽にできそうな選りすぐりワークを3つ抜き出してみました。
ご自宅で過ごすことが増えた時間を利用して、気が向いたらやってみたりヒントにしてみてください。皆さんの生活に潜むアートを見つけられるきっかけとなれるのでしたら、とても嬉しいです。

① 紙で喜怒哀楽 Emotions on paper

- 準備するもの Essentials -
 ・紙 Paper

なんとこのワーク、準備するものが 紙 のみ。
一枚の紙で気持ちを表現してみるというワークです。
お題は「喜怒哀楽」からでももちろん、「ワクワク」でも「愛」でも「ほっこり」なんていうのもいいですね。
シンプルな素材というのは、これからどうのように広げられるかと、自然と手を動かし頭を働かせてくれるのです。

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↑こちら、「わ~綺麗、何を表現したの?」と女生徒に問いましたら、嘔吐物を表現したよと言われた、とても思い出深い作品。

ご家族で制作し並べてみたり、個人でも日課にして作品を撮りためてみるのもおすすめです。
制作後にタイトルを付けてみるのもいいですね。

あなたならこの作品、なんと命名しますか?

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② 木と毛糸 Wood and Wool

- 準備するもの Essentials -
 ・木や小枝 Branch
 ・毛糸 Wool
 ・はさみ Scissors

木と毛糸って、なかなか相性のよい組み合わせなのです。
上の動画のように大きな木もいいですが、道に落ちている枝でも十分。
ルールはありません、好きなところに好きな毛糸でぐるぐる巻いていきましょう。

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ぐるぐるしていくうちに、あれをくっつけてみたらどうかしらと、仲間に入れたくなる素材が湧き出てきます。
どうぞその時、そう思ったままに。

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③ 模 写 Reproduction

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- 準備するもの Essentials -
 ・紙 Paper
 ・鉛筆 Pencil
 ・見本作品 Picture
 ・絵の具もあれば Colors

単純明快。 あなたの好きな絵や、名画をまねして描いてみるワークです。
何を描くか迷った方は、アウトラインが描きやすい浮世絵やゴッホの絵、なんていかがでしょう。


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↑ こちらゴッホの「ひまわり」をモノクロで見て鉛筆で写し、私ならこの色で塗る!と着彩したもの。

鉛筆の濃さ? 形の正確さ? 難しいことなどはさておき、さあさあ描いてみましょう。
あなたの部屋に、名画が飾られます。

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一番上の子がまだ小さなころ、恩師が「卒啄同時」という言葉を教えてくれました。

雛は産まれ出ようとする時、殻の中から音をたてつつき出ようとしますね。その時すかさず親鳥が、どうぞ産まれておいでと外側からつつき返します。
雛が十分に成長する前に外から殻を破ってしまったり、つつき返すタイミングがずれてしまえば、雛は力尽きてしまうことも。
早くもなく、遅くもなく。 ピッタリないいタイミングで行われる、それが師弟の理想であるという禅語なのだそうです。

その時を逃さず、正しく導く機知に富んだはたらき。
私はできているだろうかと、幾度となく問いかけさせられる言葉です。


さてお家でアート、当初目標のVol.3まで書くことが叶いました。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にどうもありがとうございます。
あなたとお会いできること、楽しみにしております。

アトリエmひろみでした。


→ お家でアート Art at home 1

→ お家でアート Art at home 2






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