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「蓮活」のすすめ

ボタニーペインティングartist、講師として
技術面をあげるにはとにかく蓮貼りを
どんどんやることが大事だと思っています。
そしてその蓮を貼るという行為には
ただ貼るということだけではなく、
たくさんの要素があります。
それらを含めた蓮貼りを私は、
蓮貼り活動「蓮活」と名付けて呼んでいます。
今日は蓮活しよう!これから蓮活しよう!
こんな感じです。
さて、その蓮活ですが、
・蓮貼りを楽しむ 
・五感をフルに使う(味覚以外)
・蓮貼りに集中する
・蓮、その他モノを丁寧に扱う
・蓮への愛
・しわをできるだけ伸ばす
・想像力
・それぞれの葉の個性を受け入れる
・蓮の葉との一体感
・自分と向き合う
・有意義な時間を過ごす
など。
あげていくときりがありませんので、
このくらいで。

朝の「蓮活」で心を整える

朝、目が覚めると、
ウォーキングやヨガ、ラジオ体操、
軽いストレッチから一日が始まるという人も
多いのではないでしょうか。
私の場合は蓮貼りです。
仕事とはいえ、かなりマニアックだと
思っています。(笑)
朝から蓮貼りに集中し、
やりとげた後のスッキリ感と
心地よい疲労感は、
雑念からすべてをリセットし、
心穏やかになり・・・
そうですね、心が整うという表現が
一番しっくりくるかもしれません。
そして、エナジーチャージといいますか、
今日もがんばろう!やってやろう!
という気持ちがわきあがってきます。


「蓮活」は丁寧さと愛情が大切


天然素材を触る時の気持ちよさったらありません。
しかも朝から蓮の葉に触る心地良さ。
蓮の葉の乾燥したカサカサとした感触と、
自分の体温よりも低い、ひんやりとした冷たさ。
それに匂い、袋から取り出した蓮は
青臭いというか藁(わら)のような匂い?
ちがうな~
懐かしい匂い?とでもいいますか、
なんともノスタルジックな気持ちになる匂い。
何せとても好きな匂いです。
それから見た目の美しさ、
それぞれの葉に個性があり色味や艶感も
違います。
その葉をなでなでしながら
葉脈に思わずうっとり。
葉脈フェチなものですからね。

その蓮の感触と匂いを感じながら木製パネルに
丁寧に貼り付けていきます。
ひんやりとした蓮の葉に自身の体温を伝えていく
作業です。
ここからは蓮の葉との共同作業です。
蓮の葉の裏に水分を含んだ糊をつけ、
36℃前後の手のひらの温もりで
シワが伸びるようピターっと貼り付けていきます。
カサカサしていた表面が、
水分と熱でしっとりとしてきます。
そして、細かなシワをも許さない!
という気持ちで体重を載せていきます。
「これでもか、これでもか」と。
しかし、ここで手荒く扱うと蓮の葉は正直です。
表面が剥がれたり、破けたりします。
やはり動物でも植物でも愛情が必要なのです。
「そこに愛はあるんかい?」
お馴染みのCMでよく耳にしますが、
とても大事なことです。
愛を込めれば込めるほど蓮の葉は
答えてくれます。不思議なものですね~、
さて、ピターっと綺麗に美しく、
この蓮貼りが、作品の出来に
大きくかかわってきます。またその話は次回にでも。


「蓮活」のすすめ 最後に。


ボタニーペインティングは、
アート作品をつくるだけではなく
朝の「蓮活」の章でもお伝えしたように
心身ともに良い影響を与えてくれます。

蓮貼り活動「蓮活」
私は朝が一番しっくりきますが、
昼でも夕方でもいいと思います。
お時間がある時に。
対面のワークショップはたいがいが
お昼間ですからね。
オンラインなら都合のいい時間で
貼れますね。
もかしたら
夜もいいのかもしれません。
蓮貼りに集中した心地よい疲れの後、
お風呂にゆっくりつかって眠るというのも
良さそうです。
睡眠の質があがり
ぐっすり眠れそうですものね。
日頃お仕事で忙しく、時間がない、
そんな暇がない、ストレスフル、
そんな人にこそ「蓮活」
おすすめです。
一度立ち止まって自分と向き合う
ということも必要かも。
忘れていた何かを思い出し、
きっと有意義な時間が過ごせるのでは
ないでしょうか。





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