
出演者紹介④もう一度思いっきり芝居したいと願った人:ちゃんみか
皆さん、おはようございます。
どうも、小屋付きの人ちゃんみかです。
これまで少しずつ
スタッフ、キャストの紹介をしてきました。
最後は、自分のことを書きたいと思います。
小学2年生の時にクラスで取り組んだオペレッタをきっかけに、表現することが許される舞台に魅了されて、そこから長い年月をかけて今の私が存在します。
今日の文章を書くまでの間、自分をどう紹介しようかなとしばらく向き合ってました。
ひとつ、不確かですが
私が諦めずに舞台を選択している理由、それは
現実であり、現実逃避、なのかもしれないと思いました。
幼少期は「かわいくねぇ」と罵られ、それが結構当たり前になっちゃってたんです。
周りに住む人たちの環境も、怒鳴り声が聞こえたり暴力があったり。
現実にはそういうことが当たり前にあって
それでも、何かを信じたいと思った女の子が
「ここは毎日楽しいよ、意地悪するもの1人もいない」と歌をうたいワルツを踊ったあのオペレッタ。
舞台の中は、物語の中は
ハッピーエンドしかなくって
安心して笑って、気持ちを表現することが許される世界だと知りました。
今でも、そうです。
日常ではあらゆる現実がそこにあって
『まぁ、こんなもんだよね』と、思うことも
たくさんあって。
それでも、私には物語の中に生きることができるという安心感もある。
信じたい、目の前が美しいって信じることは諦めずにいたいと願って日々を生きています。
受け入れ、荒ぶることもなく、その中でも必ず夢を見る。
そういう生き方をして、1人で作品に没頭することが多くなっていきました。それでいいと思ったし、それしか信じることができなくなっていた、のかもしれません。
今までのご恩返しを込めて、最後にちゃんとカタチにしようって思うようになりました。
東京公演を決めたきっかけは、【最後】だからです。私にとっての[終わり]
そう決めてから、しばらくして
ちょっと欲が出てしまって
「もう一度、大好きな人たちとお芝居がしたい」って、思っちゃったんです。
当初は一人芝居の予定でした。
それが、欲が出て
『この作品が最後にできるかもしれない』
なんて、希望も持ってしまった。
本当に、ここまで実現できるなんて
ちゃんみかにとって夢みたいです。
終わるまでは気持ちを引き締めておかなきゃなので振り返りすぎないようにしますが、
今、信頼できるみんなと取り組めていることが本当に嬉しくて、幸せです。
信じることを諦めたくないなぁって、今は思えています。
一緒のチームにいてくれるみんなが
「やってよかった」と思ってもらえるように
ちゃんみかにできることはちゃんとする。
客席をいっぱいにしたいです。
うっちーも伊東さんも本当に大好きな俳優なんです。多くの方に観てもらいたい。
絶対、好きになります。
劇団トマト座のことも、たくさんの方に知ってもらいたい。
全国の子ども達にね、届けたいんです。
演劇を、お芝居を、心を動かす瞬間を。
まずは、目の前に座ってくれたみなさんに
お芝居をしっかり届けます。
では、また。
65歳以上の劇団 代表:岡田美香