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情をたぐる文章を書いて、本をつくるワークショップ〜後編②〜


窓から見える景色長閑


さぁ。それぞれ離れた距離をとって、


文章を作る時間

になりました。


先生に言われたことを振り返りながら、
一所懸命考えます。
うー。うー。
なかなか、先に進まず。
ペンを、書く手がとまりました。
その間、

先生との個人面談

のような時間が設けられていたので、次々と順番に参加者は、先生と話しています。
文章を、作るのに苦戦中、やっと私の番となり、
なんだか恥ずかしい気もしたのですが、
現在の段階の自分のアプローチを先生に伝えました。
『まづ、私は好きを掘り下げるためにどんな事が好きなのか?を考えました。
そして、一人旅というテーマは、決まり、何故好きなのか?を羅列し、その奥の感情を書き出すところまでは、書いていました。』

それを先生につたえると、

そこに、事象、出来事を描かれなければ、
感情と結びつかず、読み手が置き去りにされてしまう。との事。 

なるほど〜!!!

そうか、なんだか自分の日常にも当てはまるじゃないか!
お友達や、家族、いろんな人に対して、感情ばかり
ぶつけて丁寧に説明できてなかったりするかもー!!!
という気づきもあり、こりゃ、文章をつくりながら、深いとこまで、自分を観るという内観の時間でもあったのだと思いました。

では、先生に出来事とセットにして文章を作ってみます!って約束し、
残り、時間ごく僅かでしたが、
急いてさっき作ったノートに、万年筆で、書き上げる事ができました。

いよいよ最後は、

講評の時間です。

先生がみなさんの文章をプロジェクターに映し出し、一人一人の文章の解説と感想とちょっとした直しをしてくださいました。
かなり丁寧に観てくださったので、押し押しでしたが、どなたも本当に素敵な文章ばかりで、
みなさまの文才に、かなり刺激をうけました。

面白い文章、人間味溢れる文章、情景が想像できる文章、人生が醸し出される文章、様々で、個性溢れる物ばかりでした。

情を手繰り寄せる文章を書くには、
丁寧に自分の感情を観て、ありふれた言葉をただいつもの様に使うのではなく、もう一層深いところに潜り込んで、それを掬い上げる事が必要なのだなぁとこの講座を通して知ることができました。

そして読み手の事を考えること。
これもとても大切な事でした。

先生の解説と熱がバンバンにキャッチできる
本当に楽しく、勉強になる貴重ないちにちとなりました。

溢れ話。


お昼ごはんを食べている時に、
お隣の席のご婦人の話になり、
よくよく聞いてみるとお友達から聞いていた、
琵琶湖付近に引越しされた素敵な女性だったのです。
いつも友達から聞いていたあの女性、
想像より、もっと素敵で、チャーミングな方だったなぁ。
ご縁というものって不思議で、嬉しくって、
友達に帰ってすぐに、LINEして報告しました。
世界は広いが世間は狭いねって話になり、
本当面白いな〜、人は波でできていて、
その波が合う人同士集うようになってるのかも。って改めておもいました。

最後にお目汚しではございますが、
私の文章を、載せておきまね。
よかったら読んでいただけたら、幸いです。




ひとり旅をすることが好き

岩手に高村光太郎が住んでいた家がある、
そこに行きたくて、旅に出た。
彼の詩が好きで、どんなところで余生を送ったのがが知りたかった。
奥さんの知恵子を思って、よく彼が行った丘があった。
私はそこに立った。
すると、彼と視線が重なった気がした。
身体が景色に溶けていった。
そんな時、私は身体という相棒をつれて、
ただ魂だけになって、そこに存在している感覚になる。

これなんだ。旅する理由は、
自我というものから、解放されて魂だけになっていく、そんな感覚を取り戻せる。
そんな旅が、すきなんだ。

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