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高齢の母親について

2024年現在私は現在59歳で、母親は90歳になった。
今では驚くほど長寿ではないが、体は丈夫だったようだ。

誰にも相談できなかったので、ここに書き留めておく。

母子家庭で育った私は、親戚中から
「お母さんには感謝しないとね」とか「お母さんのおかげだね」
などと言われ続けた。
その通りだ、と思って生き続けて60年。
母親が認知症専門病院に入院した今、やっとその言葉の呪いを解こうとしているところだ。

2022年におふくろが家で転倒したと連絡。
その時はすぐには何もしなかったか。動けないというのですぐ食べられるスープなどを差し入れして仕事に行ったか?
2日くらい様子を見て朝アパートに行ってみると、床に倒れて動けなくなっていた。
救急車を呼び、病院を探してもらう。1時間くらい探してもらって受け入れてくれる病院が見つかった。
大腿骨転子部の骨折が判明し、治療方針などについて医師からの説明を受ける。

この日から2024年7月現在、認知症専門病院に入院するまでの顛末を記録する。
私自身が医療関係者であることから、意外に冷静に事を運んでいるように見えるかもしれない。
だがそれは、今までの母親との人間関係のほうが大きな要因になっている気もしている。
文章にすることで、今までと、これからを考えるきっかけになったらいい。

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