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MOROHA活動休止、“つなぎじゃない時間”の大切さに気づいた

MOROHAが活動休止を発表した日、“つなぎじゃない時間”の意味を考えさせられました。


二度と戻らない今をどう生きるのか。


ぼくは自分の時間の使い方を見つめ直さずにはいられませんでした。

17年間走り続けたふたりの言葉と決断には、ただ寂しさを感じるだけでなく、前を向いて生きるヒントが詰まっていました。

突然の発表

あまりにも突然の発表でした。

MOROHAが2024年12月21日、単独ツアー最終日の恵比寿The Garden Hall公演で活動休止を発表しました。

公式Xでそのニュースを知り、すぐにYouTubeでライブ配信のアーカイブを観ました。

その映像はこちらです。

ふたりの言葉に胸を打たれる

UKさんとアフロさんのコメントの中で、特に心を揺さぶられたのはこの言葉でした。

『いつかMOROHAに戻れるかもしれない』みたいな考えはあっちゃいけないと思う。
そんな"つなぎ"みたいな時間は人生にはいらないと思う。
だから、あるとすれば戻るのではなくて、お互いが進んだその先で合流があればいいなと思っています。

この言葉が深く刺さりました。

ぼく自身、何かを止める時、「また戻れるかもしれない」と考えてしまうことがあります。

でも、それは本当の意味で前に進む覚悟が足りないからかもしれない。

つなぎではなく、「次に進むために必要な時間」として今を全力で生きる。

それがどれだけ大切なことなのか、彼らの言葉を通じて改めて考えさせられました。

9年前の記憶と今の自分

MOROHAのライブを初めて観たのは9年前。社会人2年目、仕事に迷いながらがむしゃらに過ごしていた頃でした。

逆境に立ち向かうアフロさんの言葉、UKさんの鋭いギターのリフ。その迫力に圧倒され、気づけば涙が頬を伝っていました。

今も覚えている、そのとき演奏されていた曲が「三文銭」です。

この曲に背中を押され、迷いながらも一歩を踏み出す勇気をもらいました。

それからのぼくの人生にとって、MOROHAの音楽は節目で聴きたい大切な存在となっています。

MOROHAが教えてくれた未来への向き合い方

MOROHAが活動を休止すること。
それは「MOROHAが終わる」という意味ではない、と感じています。

UKさんとアフロさんが伝えてくれたのは、休むことや立ち止まることではなく、それぞれの道を前に進み続けるという選択肢でした。

お互いの未来が交わるとすれば、それは「戻る」のではなく、「進んだその先での合流」だと。

この考え方が、ぼくにはとても素敵だと思えました。

どんなに強い絆があっても、違う人間同士が17年間も一緒に歩んできたことは奇跡のようなこと。

その時間を止める決断の背景には、MOROHAらしい美学と覚悟がありました。

それから、「つなぎの時間はいらない」という言葉が教えてくれたのは、今を全力で生きることの大切さです。

何かを先延ばしにしたり、「いつか」を期待するのではなく、目の前の瞬間に向き合う勇気。
ぼくもその姿勢を大切にしながら生きていこうと思います。

最後に

MOROHAのライブ空間、あの2対1で観客に向き合う唯一無二の時間は、もう戻ってきません。

寂しさが込み上がるけど、その寂しさの中に、彼らが創り上げた時間の価値が詰まっているんだと思います。

これからもMOROHAという存在は、ぼくの、ぼくたちの心の中に在り続けます。

そして彼らが前に進んだその先で、新たな形でまた感動を届けてくれると信じています。


ありがとう、MOROHA!
ぼくも自分の人生を進み続けます。


またいつか、その先で会えますように。

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