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《今日の新譜》クラリネット四重奏 メイプル・リーフ・ラグ

《今日の新譜》クラリネット四重奏 メイプル・リーフ・ラグ
『ジ・エンターテイナー』と同様の知名度を誇る楽曲をどうぞ。
ぜひこちらからYoutubeで全曲視聴してみてください。
参考音源
https://youtu.be/ko0NgGKkV1w
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ
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クラリネット四重奏 メイプル・リーフ・ラグ
Maple Leaf Rag
Scott Joplin

編成はCl.3本、Bs,Cl.です。
サックス四重奏、木管四重奏、金管四重奏、鍵盤打楽器四重奏版は発売中です。
同じ曲のスウィング版(五重奏)も発売中です。

弾むように楽しい雰囲気のラグタイムをコンサートピースの小品に、ぜひどうぞ。
楽譜をお求めの際はこちらからお願いします。

アトリエ・アニマート・ショップ
https://animato.official.ec/

アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html

『メイプル・リーフ・ラグ』(英:Maple Leaf Rag)は、スコット・ジョプリンが1899年に作曲した
ピアノのためのラグタイムです。曲名の「メイプル・リーフ」とは、英語で「カエデの葉」のことです。

ジョプリンの作品の中でも有名なものの一つであり、『オリジナル・ラグ』の次に作曲された本作品は、
1973年公開のアメリカ映画『スティング』のBGMとして使われ、
同映画で使用された『ジ・エンターテイナー』と同様の知名度を誇っています。

スコット・ジョプリン(Scott Joplin, 1867年 - 1917年4月1日)はアメリカ合衆国のアフリカ系アメリカ人の作曲家であり、
ピアノ演奏家。ラグタイムで有名な演奏家・作曲家であり、
「ラグタイム王」(King of Ragtime)と呼ばれています。
作風は陽気ではちきれそうな活気に満ちた音楽、心を揺さぶると同時に両足が反応せずにいられない音楽、
聞く者全てに微笑みがこぼれる音楽と例えられます。

彼の存命中、版権から得られる収入はありましたが、重要な作曲家としては認知されず、
1970年代になってようやくその音楽が見直されました。

彼のラグタイム作品の大半が死後何年も忘れられていた中で『メープル・リーフ・ラグ』は
1920~1930年代にも演奏され続けましたた。
ラグタイムとジョプリンへの1970年代の熱狂的リバイバルは終わりを告げましたたが、
スコット・ジョプリンの音楽は今やスタンダードともいえる
レパートリーであり、現代の生活にとけ込んだ音楽なのです。

スコット・ジョプリンはアメリカ黒人が作り上げた音楽スタイル「ラグタイム ragtime」の中で、
最も良く知られている作曲家/ピアニストです。
明治維新の年にテキサス州テキサカーナで生まれ、1917年、ニューヨークで亡くなりました。
1885年から1893年にかけてはセントルイスのナイト・クラブで演奏し、90年代にはミズーリ州のセダリアで
ザ・クイーン・シティ・ニグロ・バンドでコルネットを吹いていました。
93年には、シカゴ万博にも出演しています。

当時のアメリカでは、楽曲はシート・ミュージック(楽譜)の売り買いによって世間に広まりましたが、
ジョプリンも例外ではなく「Please Say You Will」「Picture of Your Face」など自作曲の権利を売っていました。
彼にとって初めてのラグタイム曲となる「Original Rags」(1899年)も同様でした。
しかし、彼の代表作「メイプル・リーフ・ラグ Maple Leaf Rag」は印税契約という、当時の黒人としては異例の方法が取られました。
そして、この契約を申し出たジョン・スターク(白人)と共同歩調を取ることによってスコット・ジョプリンは、
ラグタイムの象徴となりました。
ちなみに「メイプル・リーフ・ラグ」(1899年)のシート・ミュージックは、発売されたその年だけで7万5千部も売れました。
ジョプリンはその後、たくさんのラグタイム曲を出版しましたが、彼の望みはバレーやオペラなど「格の高いジャンル」で
認められることでした。このような彼の意識背景には、アメリカの黒人差別がありました。
ジョプリンはバレー曲「The Ragtime Dance」(1902年)、オペラ「The Guest of Honor」(03年)を作曲しましたが、
ことごとくが失敗に終わりました(「The Guest of Honor」は出版されなかった)。
そうこうしているうちに、ラグタイムに影響され、より黒人色の強いジャズが台頭しきました。
ラグタイムがアメリカ最初の「自国の音楽」として欧米で持て囃されたのは19世紀末から1920年あたりだと言われていますが、
ジョプリンはまさにその短い時代に世に出て、そして亡くなったミュージシャンでした。
1910年頃には彼は梅毒におかされ、17年に亡くなりました。

アトリエ・アニマート
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