《今日の新譜》鍵盤打楽器三重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-7 ワルツ
《今日の新譜》鍵盤打楽器三重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-7 ワルツ
可憐な音色の鍵盤打楽器で悲しげのある旋律の作品をお楽しみください。
ぜひこちらからYoutubeで全曲視聴してみてください。
参考音源
https://youtu.be/kM3wU6_vuhc
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCbc_7CUTWTYOuyu_WQcflxQ
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鍵盤打楽器三重奏 グリーグ :抒情小品集 第2集 Op.38-7
ワルツ
Lyriske smastykker op.38-7
Walzer.
Grieg, Edvard Hagerup
編成はGlock.、Vib.、Marim.です。
金管五重奏版、木管五重奏版、サックス五重奏版、
クラリネット五重奏版は発売中です。
北欧グリーグの名曲をコンサート・ピースに、ぜひどうぞ。
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アトリエ・アニマート楽譜ページ1/3
https://animato-jp.net/rec-band/gakufu.html
1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集を書き上げました。
生涯にわたって作曲されているため、グリーグの作風、ピアニズム、その変遷すべてがその中にあらわれていて、グリーグの作品の中でも中心的な存在です。
いずれも1分~6分程度のかるめの小品であり、ステージ用というよりは、主にサロンや家庭で広く親しまれていました。
いずれの曲も標題がつけられていて、それぞれの曲に対して、一つの感情、気分、情景が表現されています。
1867年、第1集を発表しましたが、その後ピアノ、作曲、指揮など多忙だったこともあり、第2集が発表されたのは、その16年後でした。
第2集から第10集は間隔をおきながら続けて作曲されました。全10巻で、計66曲の作品がおさめられています。
グリーグ : 抒情小品集 第2集 / Lyriske stykker No.2 op.38
大成功をおさめた第1集の出版から16年がたち、芸術家としての成熟がみられる時期に書かれた作品です。
1.子守歌 / op.38-1 "Vuggevise"
ゆりかごのようなリズムにのせて、優しい旋律が愛情深く歌われます。
中間部では曲想が変わり、ノルウェーの舞曲風の部分がみられます。
2.民謡 / op.38-2 "Folkevise"
ノルウェー舞曲の、はずむようなリズムが終始貫かれています。
声部ごとに一拍目や、二拍目に強拍があり、演奏には注意が必要です。
3.メロディー / op.38-3 "Melodie":断片的であり、シューマン風。穏やかで、優しい雰囲気が非常に魅力的です。
掛留があるところでは、緊張感をもって、全体的にハーモニーを意識して演奏しましょう。
4.ハリング / op.38-4 "Halling"
歯切れがよく、敏捷な動きをもって奏される。アクセントとテヌートを効果的に演奏しましょう。
5.スプリング・ダンス / op.38-5 "Springdans"
舞曲のリズムにのせて、おどけたようなリズムをもった旋律が歌われます。
ポリリズムで書かれていて、また強調がおかれている部分が不規則ですので、それを正確に演奏する点に注意が必要です。
6.エレジー / op.38-6 "Elegie"
タイトルどおり、悲しみが表現されています。長く伸ばされる緊張感のあるE音が印象的に響きます。
7.ワルツ / op.38-7 "Vals"
ワルツのリズムにのって、悲しげのある旋律が、時々おどけたようなリズムを加えながらで歌われていきます。
途中で登場するプレストの箇所は、技巧的で激しく、曲の緊張感を一気に高めて効果をあげています。
8.カノン / op.38-8 "Kanon"
2つの声部が対話的におかれ、それに伴奏がそえられながら、アジタートへ向かって曲がすすみます。
中間部ではピウ・モッソ・トランクイロになり、広大な響きをつくりあげていきます。この曲においてもシューマンの影響がみられます。
アトリエ・アニマート
https://animato-jp.net/
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