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あとりえではステーキはシェフがカットして提供します

フランスのビストロでもアメリカのステーキハウスでも
ビーフステーキは塊のまま焼きたてを提供し
客がテーブルでナイフとフォークを巧みに使い
自分の好きな大きさにカットし口に運ぶ
ステーキの醍醐味です

しかしながらシェフは基本的にカットしてさらに盛り提供します

上質な肉を絶妙な火加減で焼き上げ
最高の状態で自慢のソースを添えて提供しても
肉料理の美味しさはカットの仕方で決まると
考えるからです
肉の繊維や筋の入り方
微妙な弾力や焼き上がりの状態に
塩胡椒の加減
全てその時々で違います
その肉のベストな切り方を瞬時に選択し
一番美味しく召し上がっていただけるカットをします
お客様は箸やフォークで一口召し上がっていただくだけ!

見栄えやシズル感も大事です

シェフはシンプルに美味しさだけを追求します

ソースの量も付け合わせも過剰にならぬよう
美味しいためだけの演出を!




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