(実例あり)働くイメージが膨らむ!具体的な仕事内容の書き方
近年、給与などの勤務条件を重視するのではなく、自分の希望に合った(共感する)求人を探す求職者が増えており、企業はより具体的な情報の公開を求められています。
欧米では、採用活動の際に業務内容を詳しく記載した文書(職務記述書)を作成することで、具体的な情報の公開を行っています。
しかし、日本では入社後の職務や部署などを限定した採用を行わないため、職務記述書の導入は難しいと言われています。
そこで、職務記述書と同じような効果が期待できる手段としてあげられるのが「仕事内容を詳しく記載する」方法です。
今回は「具体的な仕事内容の書き方」についてご紹介します。
仕事内容を具体的に書くポイント6選
仕事内容を記載する上で大切なのは、どんな仕事をするのかがきちんと求職者に伝わるように具体的に分かりやすく書く事です。
以下では、具体的な仕事内容を記載する上でのポイントを紹介します。
「具体的にと言われても、どのように書けば良いのかわからない…」という方は、求職者が"仕事をしている姿を想像出来るか"を判断基準として考えてみましょう。
記載している仕事内容だけで"働く姿をイメージすることができる"ような情報を取り入れることで、具体性のある文章になります。
職務の内容を具体的に記載するためには、責任範囲や日々の業務についてできるだけ細かく記載することが必要です。
しかし、ただ業務内容を羅列するだけでは、滅多に行わない業務をメイン業務と捉えられてしまうなど、ミスマッチが起こる可能性も考えられます。
そのため、重要度・頻度の高い職務から順に、適切な分量で記載するようにしましょう。
また、職務が多岐にわたる場合や臨機応変な対応が必要な場合は「その他の職務」として記載したり、費やす時間や仕事量を記載することも効果的です。
「その職種を経験したことがないから仕事内容が分からない…」という方は、実務に関わっている社員に日々どのように仕事をしているか聞いてみましょう。
聞き出した情報を元に「自分が求職者だったらどのような情報があれば仕事のイメージができるだろう」という観点から仕事内容をまとめていくと、具体的な文章を作成することができます。
具体性を求めすぎて、気付けば「長くて読みにくい文章」になってしまうことがよくあります。
情報を詰め込むのではなく「誰に」「何を」「行う(提供する)」仕事なのかという軸を元に、端的に書くことを意識しましょう。
業務内容が細かく分かれていたり、複数ある場合は箇条書きでまとめるのも効果的です。
大まかな作業や業務を「1日の流れ」として記載すると、自然と仕事内容が具体的なものになり、求職者は仕事のイメージを膨らませやすくなります。
例えば「未経験OK」「簡単なお仕事」というような、受け取り手によって基準が変わる抽象的な表現は「未経験でも安心して働けるサポート体制がある」「具体的な業務内容や流れを記載する」など、表現を変えることで具体性を持たせることができます。
写真は文章より多くの情報を伝えることができると言われています。
文章でしっかりと仕事の詳細を記載し、さらに写真を使うことで働いているスタッフの雰囲気や仕事風景を伝えることができ、求職者の興味関心を高めることができます。
【実例】仕事内容を充実させて応募率アップ!
それでは、アットカンパニーをご利用いただいている求人企業様で「仕事内容を充実させることで応募率がアップした!」という実例をご紹介します。
【改善ポイント】
・仕事内容を細かく記載する
・要点を箇条書きでまとめる
・あくまで補助業務(特別なスキルは必要ない)であることを強調する
【改善ポイント】
・1日の流れに沿って具体的な仕事内容を記載する
・文章が長くならないように、ポイントをおさえる
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仕事内容を具体的に記載することは、業務の内容や魅力を効果的に伝えることができる上、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
仕事内容の書き方に迷った際は、ぜひ今回の例を参考に作成してみてください。
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