ÖBB nightjetの車窓から~【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その5
《キーワード》日付を間違って購入 払戻不可料金 As a gesture of goodwill ÖBB nightjet München Hbf DBラウンジ
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大晦日の姫屋(ホテル・ダニエリ)宿泊記【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その4
ÖBB nightjetの車窓から。今日は、Venezia Santa Lucia駅からMünchen Hbf駅まで乗車します。
まず、ÖBB nightjetとは何か?
2016年まで、ドイツを中心にシティナイトラインという夜行寝台列車シリーズが運行されていたのですが、その運行を行っていたDB、ドイツ鉄道が運行を取りやめたことをきっかけに、ÖBB、オーストリア連邦鉄道が路線の再編等をおこなったうえで、車両をDBから譲り受け、改装し、その事業を承継したものです。Thello号もそうでしたが、ヨーロッパだと鉄道はまるっきり上下分離してることが多いので、それこそ今回乗るÖBB nightjetの40236列車みたいに、イタリアとドイツを結ぶ夜行列車の運行をÖBBが行う…なんてことがあるんですね。なお、こちらのÖBB nightjetも割安なクシェットから、今回乗車する、バストイレ付きのデラックスシングルのように、各種取りそろえております。
さて、早速乗車…と行きたいところですが、その前に一つ。実は、今回ÖBB nightjetを予約するに当たって、致命的なミスを一つ犯しまして…。
それは、なんと日付を1日間違って購入したこと。本来1月1日発の列車を予約しなければならなかったのに、1月2日発の列車を予約してしまったんですね。そしてそれは早割…つまり払い戻し不可運賃でした。気になるお値段は159ユーロ。当時のレートで2万2千円弱です。
慌てて、1月1日発を買い増しましたが後の祭り。1月2日発はもちろん払い戻しできません。流石にATB氏はショックでした。
ただ、払い戻しが出来ないにせよ、部屋数もそれほど多くないであろうデラックスシングルを結果的にある意味空予約で走らせてしまうのは、鉄オタとしては気が咎めます。ということで、ÖBBのサポセンに払い戻しなくていいから予約のキャンセルだけでも出来ないか?とメールを投げてみたところ…。
なんと、"gesture of goodwill"として、キャンセルと同時に10年有効のバウチャーを100ユーロ分あげるとの申し入れが!地獄に仏とはまさにこのこと。nightjetが明日なくなるとか言い出さない限りは。
当然ありがたくその申し入れを受け入れたのでした…。ありがとうÖBB!予約した時にアカウント取っておいて良かった…。
ただまぁ間違えないのが一番です。夜行列車ではありがちなミスですが、予約する時は日程とにらめっこしながらちゃんと確認して予約しませう。
さて、サンタルチア駅にヴァポレットで到着したATB氏。お土産のVenchiのチョコレートを買ったりしながら、列車を待ちます。結構周りにもスーツケースを転がす人が多数。おそらくこの方たちもnightjet組なのでしょう。
EN236がお目当ての列車。ウィーン行きになってますが、ミュンヘン行きが併結されています。ただ、それなら表示してほしいよなww 予備知識があるから、これだなって分かるけど。
しかし、今回の旅行、ここに来て遅延に遭遇です。遅れは15分と30分と延びていきます。
待ちぼうけをくらっていると、ようやくホームにnightjetが入線!喜び勇んで、他の乗客とともに列車に近づくと、係員から待ったの声が。
なんで?と思って、待っていると列車は再び去って行きました…。なんでだwwwww
再び待機。とうとう遅れは一時間、そして80分に。
眠みの極みなので早くして~と思っているとようやく再び列車が入線です。それも推進回送で入線してきましたwww 13番線かな?
今度こそ乗り込んで良いとのことで、いざ乗車。まずは、キャビンの全景。
シャワーと洗面台、そして写真には写っていませんがトイレもあります。
ちなみにシャワーは、お湯等はちゃんと出ますが、電灯が切れていて、基本的にドアを開けっ放しでシャワーを浴びる羽目になりましたwww しっかりしてくれÖBBww 車掌さんもソーリーソーリー言ってましたわ。
しかしÖBB、そんなのは玉に瑕だと言わんばかりに、ウェルカムドリンクやアメニティは充実。水やら、酒やら、スムージーやら。
オリジナルのペーパーバッグに入ったタオルやスリッパなども提供。さっきのミネラルウォーターやプラカップ、それにこのタオルやらスリッパやらもそうだけど、ÖBB nightjetのロゴとかが入ってるのが憎いっすな。
そして、朝食のオーダー用紙。6アイテムまで自由に選べます。これを夜のうちに車掌さんに渡しておくと、朝、モーニングコール代わりに朝食が運ばれてくるっていう寸法っすな。
ちなみに、nightjetでは穴の空いたカードキーが渡されました。外には出なかったのでよく分かりませんが、多分カギも外からかけられるのでしょう。
シャワーを浴び、車窓を眺めていると、東京メトロみたいな列車が(ぇ いやあんな、まさしく「落書き」と比べたらさすがに失礼か。しかし、イタリアは結構こういうの多いなあという印象。他の西欧諸国鉄道と比べてもね。
さて、流石に眠いのでおやすみなさーい。そういえば、車掌さんにパスポートいる?って聞いたらいらんって言われたな。やっぱシェンゲン協定内ならそれが普通だよな。
そして翌朝、朝5時30分頃、朝食が運ばれてきました!いただきます!
あれだけ遅れて発車したんだし、まだミュンヘンまで時間はあるだろう…と思っていたらなんと12分にまで回復運転頑張ってしまったらしい。夜行なんだから、そんな頑張らなくていいのに…。損した気分っすなww 外もまだまだ真っ暗だし…。
もっと遅れろー!とのATB氏の願い虚しく、6時30分前にミュンヘン駅に到着です。都合8時間しか乗れてないわけですからね。嫌になってしまいますww
さて。ミュンヘンではお昼くらいまで時間があります。とりあえず、コインロッカーを探し荷物を預けて…と。
こんな朝6時台に降ろされても困りまっせ!ということで、DBラウンジで時間つぶしです。DBラウンジとは、DBの一等利用者、それから上級会員的な人が使えるラウンジです。早い話がドイツ鉄道のサクララウンジみたいなもんですね。軽食なんかも頼むと持ってきてくれるらしいですが、地球の歩き方を眺めつつ時間つぶしがしたかっただけなので、飲み物だけ頂きました。
ほんと某束日本にもこんなラウンジが出来ないものか…。え?東京駅?一番使いたい時間に閉まってるラウンジなんて誰が使うんですかね…。
それもDBの1等車って、早割ならおそらく新幹線普通車のお先にトクだ値より安いのでは?ま、ドイツはアウトバーンあるし、こうでもしないと鉄道使ってくれないのかもしれないですけどね…。あとは運休多いとも。知らんけど。
文句ついでにいくら国や環境の違いがあるとはいえ、日本に比べればまだまだ夜行列車が元気なのは、羨ましいな…と。やっぱり夜行…というか寝台列車は楽しいんだよな…。もちろん、ヨーロッパでもいつまでも永遠に生き続けるかはわからんわけだし、なくなる前にたくさん乗っておこう…。サンライズは良い列車だけど、流石にあれだけでは飽きますわな。
そういえば、ÖBB nightjet、とっても乗り心地良かったです、それこそ、東海道本線をひた走るサンライズに勝るとも劣らない乗り心地でした。
なんか最後は愚痴っぽくなってしまいましたが、今回はここまで。次回は帰国編…というかリモワ編です。リモワ、ミュンヘンでピンと来てしまったあなたは修行系ブログの読みすぎです。用法用量を守ってお読みください。
それでは。
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ミュンヘン×リモワ×Hetzenecker、そしてツァイス1型。【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その6