ウズベキスタン旅行記 その5 ヒヴァ編
《キーワード》夕日に照らされるイチャン・カラ ホテルアジア・ヒヴァ クフナ・アルク ホテル部外秘
「Аму-дарё号の車窓から」(その4 アムダリアАму-дарё号編)はこちら
ということで、遂にやってきましたヒヴァの街。…と、その前にウルゲンチに着いた我々ですが、ウルゲンチ~ヒヴァには世にも珍しいトロリーバスが走っているとのことで、せっかくならタクシーよりそっちがいい!と思い、駅からウルゲンチのバザールまでバスで行き、そっからトロリーバスを探してみたのですが…。
確かにトロリーバスの架線はあるのですが、肝心なバスの姿が見つからない…。なぜだ…。仕方がないので結局そこからタクシーに乗ってヒヴァに向かうことになったのですが、途中の道でも一回もトロリーバスとすれ違ったりしなかったので、今は休止されているのかそれとも廃止されてしまったのか…。乗ってみたかったんだけどなぁ。
ということで、タクシーに乗り、なぜか途中でおっちゃんの写真を撮ったりしながらヒヴァへ向かいます。
本日のホテルはアジア・ヒヴァ。ヒヴァで一番でかいホテルだそうで。ホテル内に両替所もあります。
さて、早速観光兼食事に出かけませう。この城壁に囲まれた内城が、イチャン・カラでございます。高さ約8~10m、暑さ約6m、長さ2250mの城壁に囲まれた街です。ホテルは南門のすぐ外にあるので、そこからテクテクと東門と西門を結ぶメインストリート目指して歩いていきます。
後ろに見える、青い美しいミナレットが、カルタ・ミノル。1852年に着工したものの、中断され、今に至っているそうで。ということで、このカルタ・ミノルを見ながら昼食です。
流石に、プロフも飽きてきた…ってこともないんだよなぁ。メキシコはタコスばっかりで嫌になったけど。やっぱコメだから違うんかなぁ。
ちなみに、メインストリートには観光用のラクダもいました。看板に、乗って写真を撮ったりとかしたければ金払えって書いてあるww
ちなみに、カルタ・ミノルの脇のムハンマド・アミン・ハン・メドレセはホテルになっています。メドレセに泊まってみるというのもいいな…。今度また来たら泊まってみたい。
また「ほんや」とひらがなで書かれた本屋さんもヒヴァにはあります。中には入らなかったけどww
さて、とりあえず今日のうちにお土産を買いたい…ということで、スーパーマーケットへ。あ、途中、西門に寄り、イチャン・カラの共通入場券を買いました。2日間有効です。
さて、スーパーマーケットは、北門を出て、左にずっと行くとあります。歩き方にも載ってますね。なんか、丸焼きなんかも売ってましたww
とりあえず、ウズベキスタンっぽいお菓子を購入。デザインそれっぽいしww 量り売りでした。
そうそう、行く途中に怪しげな看板があったりもしましたよ。ホテルは分かる。「部外秘」ってなんじゃそれwww
閑話休題。観光に戻ります。次は、クフナ・アルク(古い宮殿という意味)の見張り台に登ってみます。ヒヴァの全景を見渡すならここが一番らしい。さて…その風景とはどんなものでしょうか…。
ちょっと暗い階段を登っていきます。
これは綺麗だ…。夕日も相まって本当に最高ですね。日本から離れて、こんなところで、こんな風景をゆっくり見ているのは本当に不思議な感じがします。やはり、ヒヴァってどうしても旅行計画上遠くて、どうしようかなぁ…とも思ったのですが、ほんと来て良かったです。
世界遺産にお住みのお猫様にご挨拶をしつつ、夕食に入るべく店を探します。
レストランを探しているとなんか騒がしい一角を発見。ショーをやってるようです。
ヒヴァで一番高いというイスラム・ホジャ・メドレセのミナレットを望める抜群のロケーションということもあり、ここで夕食に決定。ウズベキスタンでの最後のディナーなので、もう腹壊しても大丈夫だろうwwということで、メロンのフレッシュジュースも頼んでみたり。
奥に見える緑色のパスタがここの名物らしい。そんなに美味しいという感じでもなかったけどww
夜の門をくぐり抜け、ホテルへと戻ります。この時間になると、人もめっきり減るなぁ。
さて翌朝。まずは、昨日も言っていた、ヒヴァで一番高いミナレットに登ります!
中には灯りなんてものはなく、そしてもちろんエレベーターもないので結構…いや、かなり大変です。階段も急だし。明り取り用の窓だけが頼り。
登りきった先は…。
絶景かな絶景かな。高さは45m。昨日登ったクフナ・アルクの見張り台も遥か下ですね。ただまぁ結構きついので、登る人は心して登ってください。まぁ、ピザってるオタクでもなんとか登れたので、どうにでもなるとは思いますが。ただ、先客がいて、すれ違う…とかなるとキツイかもww
その後は、タシュ・ハウリ宮殿を観光。アラクリ・ハンによってクフナ・アルクに匹敵するものとして建てられた宮殿です。
こちらは、ハンのハーレム。大小163もの部屋があるそうな。
宮殿の柱の浮き彫りも見事。
次はジュマ・モスク。中央アジアでもっとも有名なモスクのひとつ、と歩き方にはあります。約3m間隔で213本の木の柱に囲まれているのですが、それぞれの木の彫刻が見事です。また、モスクなのでお祈りをしていらっしゃる方などもいて、神秘的。
また、昨日見張り塔に登っただけだった、クフナ・アルクにも改めて行ってみるなど。暑いヒヴァですが青々としていて涼しげですね。
パフラヴァン・マフマド廟にも行ってみました。強者(パフラヴァン)聖人マフマドの廟、らしい。彼は毛皮職人であり、詩人であり、哲学者だったそうな。強者、とは、ウズベキスタンの武道であるクラッシュの名手だったことから名付けられたとのこと。ちなみにここは、イチャン・カラの共通入場券では入れません。別料金です。
ここは、別料金ということもあり、そこまで完全に観光特化というわけではなく、ちゃんとお祈りしている方もいらっしゃいました。靴を脱いで、霊廟に入ると…中は圧巻の一言。今、こうやって写真を見返すだけでため息が出ます。観光客料金払う価値は勿論ありますよ!というか6000スムだから80円くらいか。その辺のアジアの外国人料金を考えればタダみたいなもんやな。
さて、とうとうお昼くらいになってしまいました。そろそろウルゲンチの空港に向かわなければなりません。ということで、チャイハナでラストプロフとラストチャイです!
その後はホテルに戻って、タクシーを呼んでもらい…いや、どうも送迎サービスなようですww まぁさすがにこの辺にはタクシーはいないかww
ウルゲンチの街へと戻ってきましたが、やっぱりトロリーバスの姿は見かけませんでした。乗ってみたかったなぁ。
こじんまりとしてますが、モスクワ線とかもあるれっきとした国際空港ですww ま、ここから乗るのはウズベキスタン航空の国内線なのですが。
ということで、次回は「イリューシンの機窓から」をお送りします。
イリューシンIl-114の機窓から(ウズベキスタン旅行記 その6 Раҳмат Ўзбекистон ! 編)はこちら
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