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「ウズベキスタン旅行記」♪Blue Blue Sky~を目指して その3サマルカンド編
《キーワード》レギスタン広場 僕らのフロンティア
その2《ブハラ編》はこちら
ブハラからサマルカンドへ、再びアフロシャブ号で向かった我々。サマルカンド。いや、いい響きですねサマルカンド。ちなみにブハラ→サマルカンドは乗車時間が少ないこともあり、チャイだけのサービスでした。
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サマルカンド到着後、またもや白タクに乗り、中心市街地へと向かいます。地球の歩き方の情報どおり、最近開業したトラムも駅前には通っているのですが、これは中心の方には行かないようなので…。でも、街なかでも新規建設中のトラムをみかけたので、そのうちこれに乗ってレギスタン広場とかまでいけるようになればいいなぁ。
ちなみにこの時乗ったクルマが、なかなか年季の入ったクルマでしてね…。写真で伝わるだろうか…。いや、ほんとすごかった(語彙力
ただ、ほとんどの白タク野郎は、1台でどこそこまでいくらだって乗る前は言うくせに目的地に着くと決まって一人いくらだ言ってくるんだよなww そして拒否すると必ず握手してくるwwww このドライバーも、ご多分に漏れずでございました。
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ちなみにサマルカンドでは、L'Argamakというホテルに宿泊しましたが、 ここがものすごーく良いホテルでした。実は、最初にbooking.comから予約した時には、後日、その日は予約システムとのタイムラグで既に満室なんです…ごめんなさい…というメールが来ていて、仕方ないな…と思っていたのですが、直前にもう一度空室状況を確認したら、お!空きあるやんけ!ということで、もう一度予約。しかし、ほんとその甲斐がありました。なんたって、部屋からグリアミール廟が見えるんやで?
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テラスからの眺め
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しかも、奥に見えるテラスにはテーブルとイスもあり、涼しいテラスで夜のグリアミール廟を見ながら酒(ま、自分はアルコールほとんど飲まないんですが)飲めるというね…。こんなホテルのこの部屋がツインで朝食付き110米ドルやで?これからの時代はウズベキスタンやな。
ということで、サマルカンド観光に出かけませう!
まずは、グリアミール廟を外からちょっと拝見。こちらはあのティムール一族が眠る霊廟でございます。ティムール!高校出た人間なら全員知ってるはず。めっちゃ強かったけど、めっちゃ強かったが故に死後の国がパッとしなかった人ですね。まぁウルグ・ベクさんとかもいたんやが。
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とりあえず、中には明日入るとして、とりあえずテクテク歩いてレギスタン広場に向かいましょう。もう日も暮れちゃったけど。
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…遂にやってきたんだなぁ…。何度となく、その写真だけ見てきたレギスタン広場。なんというかまさしく「聖地巡礼」に近いというか、まぁ本来はそのものかもしれんけど。ちなみにこの、レギスタン広場では、観光シーズン中にはナイトショーも行われるとのことで、係員に聞いてみましたがどうも曜日限定の様子。今日明日じゃド平日だし、見られないかな…。
ほんとずっと見てても飽きないんですよね。いや一ヶ月とかなら分からんけど。
しかし、腹が減ってくるのも事実。ということで、ご飯にしませう。レギスタン広場近くのレストランで夕食です。
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ここのレストランは、ティムール時代の料理が自慢とのこと。スープにはヨーグルトの塊が見えたりもします。結構、ウズベキスタンでは料理のトッピングにヨーグルトが入ってることも多く、スープにヨーグルト?ちょい足せNo.1かな?という気もするのですが、これが非常に良く合いましてね…。美味しいんですよ。というかね、ウズベキスタン、基本、料理うまいわ。今更だけど。美味い上に激安。やばい。ウズベキスタンの時代来てる(2回目)。
ということで、お腹もいっぱいになったところで、ホテルに戻りませう。近くにレギスタンというそのものズバリな名前のスーパーマーケットがあったのでここでお買い物。ちなみにこちらのスーパーではカバンが持ち込み禁止になっており、入り口に無料ロッカーがあります。
そして、ホテルに戻りゆっくり飲み物とお菓子をつまみながら、夜のグリアミールを存分に満喫。
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そして、翌朝。中庭にて朝食をいただきます。この朝食も果肉がごろごろしている自家製のジャムや焼きたてのたまご焼き等々充実したものでした。
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再び観光はグリアミール廟から。今度は中に入りますよ!
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天井の装飾
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黒いのがティムールさんの墓石
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遠征記録
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この緻密さよ…
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人の墓をこんな観光していいんすっかねえという気もするけれど、ま、これはもう人類の宝ということでティムールさん他どうかお手やわらかに…。写真見てたらまた行きたくなってきた…。
そして、グリアミール廟の後は再び、今度は昼間のレギスタン広場へ。ほんとに雲ひとつないきれいな青空で、♪Blue Blue skyと歌いだしたくなりますね。ということでイヤホン装着。なんかね、サマルカンドで僕らのフロンティア(以下、僕フロ)聴いてみたかったんですよ。青の都で青が象徴的な曲を聴く。ものすごくベタだけど、この旅の動機の半分を占めてるとこある。こんな写真も撮ってみたり。
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トートバッグ片手に、構図に悩む怪しげな日本人観光客が一人。いまいちいい感じにはならなかったけど、でも、ここに来て、僕フロの世界がまたパッと広がった感じがします。
ウルグベク・メドレセ、シェルドル・メドレセ、ティラカリ・メドレセとひと通り見た後は、タシケント通りを歩き、ビビハニム・モスクへ。サマルカンド観光の王道ルートですね。途中の土産物ではレギスタン広場の刺繍がされたTシャツを買ってみたり。4ドルくらいだったかなぁ…。安かったです。というか、本来今のこの国では、外貨払いは禁止されてるはずなのですが、全然ドル払い受け入れてましたね。通達とはなんだったのか。
さて、ビビハニム・モスクです。こちらのモスクは中央アジア最大級と言われており、確かにものすごく巨大です。写真じゃ伝わらないので是非現地でその巨大さをご覧くださいませ。
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ちなみに中の方では、遺跡修復の様子なんかもありました。
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また、中庭中央には巨大な大理石のラウヒ(書見台)が残っています。ウルグ・ベクが寄進したどう。このラウヒの周りを願い事を唱えながら3周すると、その願い事が叶うらしいので、一応3周しましたが、何を願ったか忘れたwww
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そしてこのビビハニム・モスクの隣にはジヨブバザールという市場があります。ということで覗いてみたり。そういえば、初めてこの市場の中で闇両替に声をかけられましたが、レートを聞けば公定レート以下wwwww 一ヶ月前ならともかく、今そのレートでわざわざ闇両替する人はほとんどいないだろうな…。
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そしてシャーヒ・ズィンダ廟群へ。ティムールゆかりの人々の霊廟がほぼ一直線に並ぶ死者の通りだそう。その装飾の多様さや美しさで、中央アジアでも指折りの名所、と歩き方にはあります。確かに、ここの美しさは素晴らしいです。鮮やかな廟が建ち並ぶ姿は、まさしく現実離れしているようで。
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このへんは、言葉で言ってもどうしようもないので、やはり一度言ってみるべきだと強く主張しておきます。
ところで、次なる目的にはウルグ・ベク天文台なのですが、少々遠い…。タクシーかバスか使いたいところですが…。ということで、初めてウズベキスタンのバスに挑戦です。とりあえず、バス停らしき場所を目指します。
ちなみにサマルカンドのバスはこんな感じのが市内を縦横無尽に走っています。ツーマン運転です。バス停につくと車掌が運賃を集める感じ。
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ということで、どのバスがウルグ・ベク天文台に行くのかなんか知らんので、来るバス来るバス、車掌にウルグ・ベク!?と聞いていると、無事数分後にそうだというバスが登場。天文台まで一直線です。
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まずは、ウルグ・ベクさんの像にご対面。ここには、円い天文台の基礎と、天体観測に使用した六分儀の地下部分が残っています。この六分儀、かつては地下と合わせて40mの高さがあり、弧長はおよそ63m。
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ここでの観測から、ウルグ・ベクは、1年を365日6時間10分8秒と推測したそう。現代の計算では、365日6時間9分6.9秒だそうなので、1分も違わないんですね…。すげえ…。
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さて、そろそろ夕食の時間になってきたので、天文台そばのユルドゥスというレストランで夕食です。40年以上営業している老舗だそう。
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最後のは、パルサーというサマルカンドの地ビールだそうで。
食事も終わったところで、またもやバスで市内中心部へ戻ります。ちなみにバスの中はこんな感じ。
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途中、トラムの工事をしているようなところも通りました。トラムがバンバン開通して、便利になるといいなぁ…。バスはやっぱ難易度高いからね。
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さて、すっかり暗くなったレギスタン広場へ戻ってきたのですが、実はここに来た時からずっと気になっているものがあります。それは、レギスタン広場に向かって右側の方に奥に見えるでっかい銅像。ということで見に行ってみることに。
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…それはカリモフ元大統領の銅像でした。偉大感がすごい。このへんやっぱソヴィエトっぽさありますね。なんとなく、ウズベクの国歌(知ってるのはソヴィエト時代の方だけど)を口ずさんでしまいました。
そんなこんなで三度レギスタン広場へ向かうと、なんだか人だかりができています。なんか椅子が並べられてるし。そのまま待っていると、なんと昨日見られなかったナイトショーが始まりました。プロジェクトマッピングですね。最近は猫も杓子もプロジェクトマッピング好きだなぁという感じですが、シルクロードの歴史?みたいな感じでわりと面白かった。
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ところで、どうやら前の椅子に座ってる人たちは団体客っぽい感じ。終わった後に椅子に近づいてみると…。
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JTB様!
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日本旅行様!
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ワールド航空サービス様!
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阪急交通社様!
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ニューオリエントエクルプレス様!
…ということで、日本人団体客の皆様でした。暇と金を持て余してそうなおじさんおばさんばっかりでしたな…。チャーター便とかで来たのだろうか。
いえいえ、そんなことを言ってはいけません。多分この方のおこぼれでナイトショーが見られたのですから感謝しませう。
さて、そろそろ夜も更けてきました。今日の夜は夜行列車でウルゲンチへ向かいます。ということで、ホテルに預けていた荷物を受け取ろうと思ったら…なんと外門の鍵がかかってる!www 呼び鈴を鳴らしても出ません…。
仕方ないので、英語で電話をかけてみることに。持ってて良かった現地SIM!
なんとか開けてもらい、おにーさんにもう今日のゲストは中に全員入ってたからカギしめちゃったよごめんねと謝られます。夜遅くなると言ったはずだったのだがww
ついでにタクシーも呼んでもらい、駅へと向かうのでした…。ということで次回へ。
「Аму-дарё号の車窓から」その4 《アムダリアАму-дарё号編》はこちら