ハノイから #くぎっぽ に手紙を出してみた&水上人形劇 ~ベトナム統一鉄道旅行その7~
前回はこちら↓
はじめてのインボラ
ベトナム実質最後の夜も深まっていき、ベッドに入ってうとうとし始めた矢先にメールが。ウェブチェックイン完了のお知らせだと思いつつ、とりあえず確認してみると…。
お??? 座席が変更になった?ということで、JALのページから予約を改めて確認してみると…
これが都市伝説のインボラ(インボランタリーアップグレードの略。航空会社側の都合によって、座席がエコノミークラスからビジネスクラスなど、より上位のクラスに変更されること)かー!
いやほらなんかエアラインの上級会員になるとすーぐみんなインボラされたーとか書くじゃないですか。だからこのリンクから〇〇に登録して被紹介者になってよ!/人◕ ‿‿ ◕人\みたいな。
いままで、Bコン開放みたいなことはあっても、インボラは初めてです。まぁインボラっつってもプチボラだけど。いやでも地味に嬉しい。
ハノイ公安博物館へ
朝早く起きられれば、ホーチミン廟に行こうと思っていたのですが、予想通りお布団の早期脱出は無理だったので、プランBを選択。ハノイ公安博物館なるところに行ってみることに。なんか社会主義国の公安ってやっぱ惹かれるしねww
おお!なんかプロパガンダアートや!公安っぽい!! というか、ついこの間、ポスターは芸術ではないとか宣ってた人がTwitterにいましたが、普通にプロパガンダポスターとか完全にアートの一大勢力ですよね。上海の宣伝画芸術中心(プロパガンダポスターアートセンター)とかすごく面白いとこなので、機会があればぜひ。場所がすげえわかりにくかったけどww
閑話休題。公安博物館の中に入ってみましょう。入場料はなんと無料です!さすが公安!太っ腹!
入って正面の展示室には、制服を着た人形たちがずらり。
ホンダのバイクですね。ホントかどうか知らんけど、ベトナムではバイクのこと自体をホンダというとか。
歴代のエライ人やポスターなどの展示も。
左から二階に上がると、歴代の制服の展示かな?一番最初の頃は色もないシンプルなやつ。
交番の勤務風景でしょうか。ちゃんと日誌のようなものにも内容が書き込まれていました。
公安の活動を物語る資料なども展示されています。
サイドカー。
ベトナム戦争時も活躍していたようです。
米軍が不時着した時等に利用した紙でしょうか。
その他、税関等で押収された偽ブランド品や白い粉も陳列されています。
そんなこんなで、無料なのにかなり楽しめた施設でしたが…見学者がほとんどいませんでした。うーむ…もったいない…。面白いのになぁ。空調も快適なので、街歩きに疲れたらぜひww
ハノイ郵便局から #くぎっぽ に手紙を出してみる
さて、今回のベトナム旅行中、なんとなくやってみたいなーと思っていたことが一つ。それは、ハガキを出すこと。まぁ、海外から日本にハガキを出すということは、そんなに珍しくもないことだと思いますが、自分は今まで一度も出したことはなかったんですよね。ただ、歩き方等で、ホーチミン郵便局が観光名所として紹介されているのを見ているうちに、なんか出してみたい欲がふつふつと湧いてきまして。
ただ、問題はだれに出すか。年賀状のやりとりももはやなく、住所をちゃんと知ってる友人もほとんどいないし、かといって今更改まって家族にもなぁ…と悩みます。…と、そういえば、インターネットラジオステーション<音泉>で大好評配信中の釘宮理恵さんのラジオ「釘宮理恵のいつだって、はじめのいっぽ」(通称 くぎっぽ)で、アナログなハガキが読まれていたなぁと思い出し、海外からラジオにハガキを出してみるのも面白いかも!ということで、この最終日のハノイに、郵便局へ行ってみることに。
ホーチミン郵便局は一大観光名所ですが、ハノイはわりと普通な感じ。中は広いホールになっています。入って右側にハガキ売りのおばちゃんがいたので、ハガキを物色。おびただしい数の種類の絵ハガキがたくさんあるわけですが、こうやって絵ハガキを選ぶのも楽しいもんだなぁとはじめて実感。迷った末、水上がりもものともせず、自転車で駆け回るこどもたちが印象的なこのホイアンの絵ハガキに決定。
ハガキを買うついでに、ジャパンジャパンと伝えれば、切手も売ってくれます。切手の絵柄はホーチミン郵便局。ホイアンの絵ハガキにホーチミン郵便局の切手を貼り、ハノイから出すというある意味今回の旅の総決算みたいなことになりましたww
窓口に差し出せばええのかなぁと思って聞いてみると、郵便局前のポストに入れろとの指示。郵便局の目の前に、黄色いポストがあります。
インターナショナルの文字を確認して…いざ投函!
ちなみに無事届いたようで、第11っぽめでちょっと触れられていました。わーい。せっかくなので、機会があればまた送ってみたいなと思います。意外と楽しいしww
他、ゴックソン祠
ホアンキエム湖上のゴックソン島にある祠。途中の橋からは、ハノイの象徴のひとつともいえる亀の塔なるものもよく見えます。
伝説の大亀。なんでもホアンキエム湖には還剣伝説なるものがあるらしい。
黎朝の初代皇帝黎利が湖の宝剣を手にし、その剣によって明との戦いに勝利した。その後、黎利は湖の上で金の大亀 (Kim Qui) から平和になったので持ち主である竜王に剣を返すように啓示され、湖の中心近くにある小島で剣を返した。それゆえ、還劍(ホアン・キエム)と呼ばれるようになった。この物語は水上人形劇で観ることができる。小島にはその後、亀の塔 (Tháp Rùa) が建てられている。
湖の中のシャンハイハナスッポンおよびいくつかの種の大型の軟殻亀は、黎利(Lê Lợi)の名から "Rafetus leloii" と名づけられている。その種は絶滅の危機にさらされており、湖の中の個体数は不明である。1968年には湖で体重250キログラムの大亀が発見され、伝説の亀とされて玉山祠に剥製が祭られている。剥製の大きさは長さ210センチメートル、幅120センチメートル。
(Wikipediaより)
タンロン水上人形劇
さて、もう夕方になってしまいましたが、今日のメインイベント、タンロン水上人形劇です。この劇場は、ホーチミンが子どもたちのために建てた劇場なんだとか。まぁ、今や観光客のための劇場になってるけどww
こちらがチケット。
B列ということで二列目です。アド!www
階段を上がり、ホール入口の横に演目が各国語で書かれた無料配布のパンフが置いてあるので、もらっておきましょう。
ホール内はこんな感じ。水上人形劇の名のとおり、水槽があります。
正直、言葉だって分からんし、まぁ有名らしいからとりあえずみてくかーという感じで来たのですが、予想を裏切る面白さでした!
演目に関してはパンフレットがあるので、最低限テーマだけは分かりますし、人形の動きだけみていても、単純に面白く見入ってしまいました。
有料でオーディオガイドも借りられるようですが、正直いらないかなと思いました。音楽や声、水のバシャバシャ音とかも大事な要素かなぁと見ていて感じたので。
日本円見せておじさんに遭遇
水上人形劇が予想を裏切る面白さだったことに気を良くしながら、劇場のすぐ裏手でGrabを待っていると、アラブっぽい男が英語で声をかけてきました。なんでもこのあたりにイタリアンレストランはないかという話。
知らんと答え、日本人か問われたのでそうだと答えると、おー!日本いいとこー!ちなみに自分はサウジアラビア人だ、みたいな話がはじまりました。ですが、当方、想定問答から外れると、英語のリスニング力が極端に低下するので、わっかんねーという顔をしていると、日本語を交えながら、財布からリヤル札を取り出してきました。
あ!これ進研ゼミで見たことあるやつだ!!!!!本当にいるんだ!!
予想通り、次は日本円を見せてくれと来ました。色んな人の話を聞く限りでは、この通称日本円見せておじさんに日本円を見せたら最後、あれよあれよという間にお金が消えていくとかなんとか。
ま、そもそも日本円自体持ち歩いていなかったので、ねーよ無理wwwとやっていたら、案外すぐに諦めてばいばーいと去っていったので、まぁ進路を無理やり塞いでくるパリのジプシー女どもよりはマシかも。
だけど、サウジアラビア人ならせっかくだから、Make Iran Great Again!とでも言ってやれば良かったかなww
帰国
10G使えるSimカードを使っていたわけですが、半分くらい残りました。もったいないけど仕方ないww
空港のラウンジでラスト・フォーです。すでに盛り付けてあるものを温め、スープをいれる簡単なものでしたが、結構美味しくておかわりをしてしまいましたww
ラウンジはゲートのすぐ近くにあり、窓の外に搭乗機が見えます。
搭乗開始したので、いざゲートへ。…の直前に撮ったこの写真。なんか旅っぽくてお気に入りですww
価格につられて初訪問したベトナムでしたが、楽しかった! 今現在、年の交通手段が道路に限られていて、交通渋滞等がひどいことだけは玉に瑕ですが、同時に、アジアを感じられて面白かったです。今度は中越の直通列車なんかもからめつつ、また訪れたいなと思います。それでは。
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