「Аму-дарё号の車窓から」(ウズベキスタン旅行記 その4 アムダリアАму-дарё号編)
《キーワード》ウズベキスタン鉄道 夜行列車 寝台列車 アムダリア号 Аму-дарё
その3《サマルカンド編》はこちら
今日は、サマルカンドからウルゲンチまで、ウズベキスタンの夜行列車(アムダリア号)に乗車します。
さて、夜のサマルカンド駅に到着した我々。駅前には、終電も既に終わった?トラムが鎮座しています。
…ところで…サマルカンド駅がなんかすごいライトアップしてるんですが…いつもこんななの?www なんかロシア的なライトアップですね(偏見
いつも通り荷物検査を受け、駅舎内に入ります。
このサマルカンド駅で、出発まで待機…ということで、駅舎内探索へ。
まずは、お国自慢から。こんな感じのパネルなんかがウズベキスタンの各駅にはだいたいありますww
発車案内というかむしろ時刻表でしょうか。056列車が我々が乗る列車です。0時13分にタシケントから走ってきた列車は、0時28分にここサマルカンドを出発します。
ちなみに駅舎からホームを見るとこんな感じ。なんか止まってますね。
ちなみに駅舎内には両替所もあります!この時間でも元気に営業中!もちろん、レートは1ドル8000スム(当時)の公定レート!ほんと闇両替が駆逐されて良かった…。
そうこうしてるうちに0時を過ぎました。そろそろホームに向かいましょう…。ホームへは地下通路を通っていきます。
そして列車が入線。
アムダリアと書いてある…っぽい? 一応行き先はウルゲンチの先のシャヴァトになってますね。ということで車内に潜入です。
…おお…いいじゃないですか…。まさしく寝台列車だ…。ちなみにこの列車には、開放式寝台や二段式寝台のBコンみたいなやつ、そしてこの我々が乗る二人用個室があります。ただ、個室、大人2人で使うとちょっと狭いかもですね。あと、コンセントはありません。あと、上のテレビっぽいやつは一応なんか映ります。ビデオなのかテレビなのか知らんけどwwというかテレビがあるんだからその辺探せば、コンセントあったんかなぁ?ww
車内の廊下には、列車の時刻表も貼ってあります。
もう今日は夜遅いのでおやすみなさい…。多少は揺れますが、乗り鉄にはご褒美にしかならない揺れです。窓から星も綺麗に見えました。
おはようございます。砂漠の日の出です。
昼間の廊下はこんな感じ。いい雰囲気ですね…。
また、シャワーは流石にありませんが、サモワールはちゃんと完備されているので、チャイは飲めますね!
ところで、お腹が空きました。ということで、食堂車に朝食を食べに行きませう!貫通扉を通っていくのですが、外がよーく見える感じの踏み外したらえらいこっちゃなやつです。あ、ちなみにトイレはペダルを踏むと下の線路がよく見えるやつ!なので、トイレットペーパーだってそのまま流せます。ま、砂漠だし、列車も清潔、自然に還る、WIN-WINですね!
無事たどり着いた食堂車にはお客さんは誰ひとりとしておらず。
おじさんの店員さんがやってきてご注文は?と聞かれましたが、当然そう言われても何が出せるのかさえ分からないwwwww
そうしていると、おじさん、ひと通り身振り手振りで説明した後、よっしゃ待っとけ!という感じで消えていきました。
すると、卵とソーセージを持って再びおじさんが登場!これを焼いたやつでいいか?ということみたいです。ということで、それをオーダー。ほどなくパンと、アツアツのそれが出てきました。あと、コーヒーもね。
うまそうやろ?実際美味かった!あんまり目玉焼きって好きではない(というか卵そのものがあまり得意ではない)けれど、これは美味しかった!日本で食べる目玉焼きよりおいしいのでは…?
ということで、車窓を見ながら食べるのですよ。ああ…列車の旅っていいな…。
実は、出発前、やはり個人手配で行くより個人ツアーの方が楽だし、場合によっちゃ安いよなぁ…ということで、色々探してはみたんですが、アフロシャブ号を利用するツアーはいくつもあるけれど、この夜行列車に乗れるツアーは一つもなかったんですよね。どうしても夜行に乗りたかったので、結局個人手配になりましたが、ほんと乗れてよかった…。また乗りたい。
食堂車のお値段ももちろん格安。いくらだったか忘れましたがww
その後は部屋に戻ります。携帯の電波も、もちろんこんな砂漠では通じないので、本を読んだりうたた寝したり。久々に満喫したなあという感じ。
そんなこんなで、列車はその列車名「Аму-дарё」の元となった、アム川、アムダリアに差し掛かります。ここまでくればウルゲンチもあと少しです。
だんたんと建築物も見えてきて…。
遂にウルゲンチ駅に到着です!定刻通り。お疲れ様でした!もっと乗っていても良かったな…。やっぱ寝台くらいだよな…もっと乗っていたいって思えるのって。
次回はヒヴァ編です!
その5《ヒヴァ編》はこちら