見出し画像

大晦日の姫屋(ホテル・ダニエリ)宿泊記【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その4

《キーワード》姫屋 ホテル・ダニエリ ダンドロ宮殿 デラックスダブル 年越し ARIA

前回はこちら↓

アウグーリオ・ボナンノ!【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その3

 さて、前回の旅行記を巻き戻し、時刻は31日の11時頃です。ヴァポレットでSan Zaccariaに到着しました。ほんとは、タクシーなりなんなりで、この横の水路の、ある意味本当のエントランスから…と行きたかったですが、そうもいかず…。

画像1

 ということで、今回は姫屋もといホテル・ダニエリの宿泊記です。ARIA作中の姫屋のモデルとなったホテル・ダニエリ。正式には「ホテルダニエリ,ラグジュアリーコレクションホテル,ヴェニス」ということで、マイラーなら、みんな大好きSPGグループのラグジュアリーコレクションシリーズに位置づけられている高級ホテルとなっております。また、モデルというのも正確にいうと、ダンドロ宮殿。ホテル・ダニエリには、渡り廊下で繋がった別館、エクセルシオール館とカサノヴァ館がありますが、アニメ見る限り、モデルになっているのはダンドロ宮殿だけらしい。

画像2

画像3

画像4

 ま、ラグジュアリーコレクションといっても、それこそこの前のWUG上海公演で宿泊したような、ホンタホテルなんかもあるわけで、ピンキリな感じですが、さすがにこのダニエリは、「ラグジュアリーコレクション」の名に相応しい感じの雰囲気…そして値段を誇っていますww

 いや、それでも冬のオフシーズンなら、日を選べば最安300ユーロとかで泊まれないこともないので、そこまでべらぼうに手が届かんというわけでもないのですが、流石に大晦日に泊まろうとすると、夏季並みの料金を取られます。特に今は1ユーロ、135円くらいですので、ちょっと部屋を選ぶと、簡単に二桁万円に行く感じ。

 巡礼の計画を最初に立ててる時には、泊まるつもりは毛頭なかったのですが、いつしか悪魔の囁きが…。聖地巡礼というコンテクストを最大限尊重するのであれば、ここは姫屋のモデルに宿泊するべきでないかと…。

 ま、最安の部屋が運良くダニエリの中でもダンドロ宮殿に位置するということも、背中を押しましたが、冬のアドリア海に飛び込む覚悟で、予約をポチー。ま、金は20代で使えとどっかの偉人も多分言ってます(言ってない というか、リリイベ全通オタクとかよりはよっぽど安いと思うよ!よ!

 さて、さきほど述べた通り、時刻はまだ午前11時頃。公式のチェックイン時間は15時ですので、まだまだ時間が有りますが、とにかくこの荷物だけは預けなければなりません。ということで、回転扉を押し、中へ入ります。入るとすぐ右手に、ルームキーの棚が並んだカウンターがありますが、チェックインはここではないとのことで、奥へ。しかしその前に、これはすごいところに来てしまったな…と。エントランスんとこはアニメにも出てましたね。

 ちなみにこの辺に、ゲスト以外この先は入るべからずみたいな注意看板がありますが、今日の私めはゲストでありますので…ということで、堂々と進入。ま、レストランとかもあるし、宿泊客以外は入れんということもないのだが。

画像5

 雰囲気に圧倒されつつ、フロントへ。見慣れたSPGロゴを見て、ちょっと安心ww

 とりあえず荷物だけ…と思っていたのですが、なんと部屋の準備ができ次第、電話で連絡してくれるとのこと。英語で電話されても答えられっかなぁ…?と思いつつも、お願いをします。あ、あとSPGゴールド効果で同じダンドロ宮殿のデラックスダブルに1ランクアップグレードされてました。

 ということで、荷物を預けて一旦外出。その後、13時前に、準備ができたという連絡が来ました。ということで、ドゥカーレ宮殿を観光後、ホテルに戻り、いよいよチェックイン。そういえば、宿泊費自体は既に予約時に前金で払ってるんですが、一応ここでも50ユーロくらい、デポジット的なやつを通されました。

 小さなエレベータに乗り、3階へ。部屋へと案内されます。いざ、ご対面。

画像6

画像7

 土地が少ないはずのヴェネチアですが、ここは流石に広い!下から二番目のクラスの部屋wwですが、まずもって入って廊下があるというww

 んでまずは、広いバスルームと洗面台。

画像8

 その横の部屋は、お手洗い。これもまた広い。と、ここまではいいとして、その横にはドレッシングルームもありますww

画像9

 このドレッサーの上に乗ってるフレグランスが、また上品なかほりを醸し出しておりまして…。うちにも欲しい…ww 売り物としてあるのかどうか聞いてくれば良かった。

画像10

 そしてベッドルームです。こちらも綺麗にまとまり、壁付けのシャンデリアはヴェネチアン・グラスかな?

画像11

 しかし、さすがに眺望はそこまでではありませんww まぁそれでも水路や小路が見えますよという感じ。でも、窓を開けると、サン・マルコ広場の鐘の音なんかはよく聞こえてくるので、雰囲気は十分ですね。

画像12

 部屋にはテレビ等の他に、アラーム機能付きBluetoothスピーカーがありました。滞在中は時々ARIAの劇伴流したりして遊んでましたww

画像13

 しかし、絵はともかく、文化財的な価値のありそうな鏡やらが飾ってあるのもすごいっすね…。

画像14

画像15

 それから、ルームキーも重厚です。流石にカードキーではないだろうとは思っていましたがww でもセキュリティ的にはハイテクな感じで、普通のロックにプラスして電子的なロックがなされているようです。

画像16

 ちなみに、午後の観光終了後、部屋に戻ると、ターンダウンがされていました。ベッドにそっと置いてあったチョコもお土産になりそうな感じ。

画像17

 そして、届けられていたウェルカムフルーツが豪華ですwww さすがダニエリ…。人によってはこのフルーツ全部食べて帰るっていう人もいるのですが、自分はあんまり食わんのですよね。とは言いつつ、せっかくなのでバナナやらイチゴやらの食いやすいやつだけ、小腹がすいた時に食べておきましたww

画像18

 さて、部屋の紹介はこれくらいにして、共用エリアへ。まずは、1階を3階から見下ろすの図。1階にはカフェ兼バーもあるのですが、こちらも素晴らしい雰囲気。泊まらなくとも、ここでお茶するだけでも価値があるかもですね。

画像19

画像20

 それから、3階の階段を上りきったところのホールがこれまた良い感じで。ホテルに出入りする時は、毎回ここを通ることになるのですが、これだけでも気分が高揚します。

画像21

 ちなみに4階にも同じようなホールがあり、こちらは白を基調としたデザインになっています。

画像22

 なんかもう、ホテルに泊まるというよりもまさしく美術館というか宮殿に泊まるという感じ。建築されたのは14世紀。やはり、ダニエリに泊まるなら、ラグーンビューもさることながら、ダンドロ宮殿がオススメです。姫屋もダンドロ宮殿だし。

 さて最後に、朝食の模様を。

朝食会場は、エクセルシオール館の最上階に位置しています。夏だとテラス席が最高ですが、流石にこの時期はテラスは閉鎖中ですww

画像23

画像24

画像25

 内装は赤が印象的で、格調高く優美な感じ。朝の薄暗い感じ(これでももう8時ですが)と相まっていい雰囲気です。

 ビュッフェスタイルの朝食ですが、ダニエリの朝食には朝からプロセッコが用意されていますww ということで、下戸なATBさんですがちょこっとだけ…。

画像26

画像27

 この雰囲気とこの眺め、最高の朝食です。カプチーノは、頼むと持ってきてくれます。甘いものも充実していて、美味しいですね。

画像28

 ちなみに、朝食を食べていたら、他にも日本人のグループが複数いるようで、日本人は金持ってんなぁ…という感想。自分のことは棚に上げるスタイル…っていうか絶対あの人達はラグーンビューとかでしょ多分。まぁ、日本人じゃなかったけど、THE上級国民って感じの小さな女の子と廊下ですれ違ったりしますからねww

 閑話休題。朝食を食べているとなにか配られ始めました。SEASON'S GREETINGS! クリスマスからずっと配っているのか、それとも新年ということで、今日改めて配られたのかはわかりませんが、何はともあれ嬉しいですね。中にはマフィンが入っていました。またこちらは、時間によってはタイミング的にもらえないこともあるようです。早朝に朝食を済ませるという方はご注意を。

画像29

画像30

 ということで、姫屋、もといホテル・ダニエリの宿泊記はこの辺で終了です。この日は、最終的には15時頃にチェックアウトをしたので、なんだかんだ24時間以上はお部屋を使っていたことになりますねww SPGゴールド万歳!

 多少お値段が張りましたが、それに十分見合う、いい経験が出来たなぁと思います。今思い返してもいいところだったなぁと思います。姫屋がきっかけとはいえ、最高の滞在となりました! ま、高い高いとはいえ、淡島ホテルあたりとかとそう変わらん値段だと思いますし。せっかくヴェネツィアに聖地巡礼するなら、十分選択肢に入れられると思いますよ!

 今回は、クラスの低いお部屋でしたが、いつかはラグーンビューのお部屋にも泊まってみたいっすな…。

 それでは。次回は、ÖBB nightjetの車窓からをお送りします。

画像31

次回はこちら↓

ÖBB nightjetの車窓から~【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?