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AMH検査結果…卵子の在庫少なすぎる【私の卵はあと少し③】

ステキ先輩のおかげで卵子の在庫を検査することにした私。
田舎の寮からはるばる検査を受けに行き、結果が届きまして…
色々将来を考えることになりました。【私の卵はあと少し①&②】の続き。

レディースクリニックまで約4時間、長っ!

そして待ちに待った3連休!
自然豊かすぎる寮から離れて久しぶりに都会へ。

寮から最寄り駅まで山を抜け約5kmちょいでバスは1時間に1本もない時がある。タクシーを呼ぶか、誰かに乗せてもらうか…

この頃は歩くことも大好きだったので朝7時前からノリノリの音楽に合わせて急足で最寄り駅へ向かう。私は時速5kmの女。

最寄り駅から名古屋までは3時間弱。山から街の景色へ少しづつ変わっていく窓の外を眺めながら、じゃがりこを食べながら、なんやかんやしながら名古屋駅に到着。

AMH検査

とても綺麗なクリニックで不妊治療でも有名みたい。外から見るよりも奥行きがあり広かったのは記憶している。受付で問診票を書き、少し待ち時間があり先生と面談(したと思う)そして、そのあと別の部屋で採血(をしたと思う)

正直、このクリニック内での記憶がかなり薄い。実際行った場所、行ったことなのに、まるで昨日見た夢を思い出すように、時に手を止めらながらカチカチとパソコンを打っている。

自費での会計(6000円位だったと思う)を済ませて、私も1冊の本をいただいた。ステキさんが言っていた本!この本は今も大切に本棚にある。わかりやすくて現実が載っている本。10代で読むのか30代で読むのかでかなり感想が違う本。

本当にサクッと検査は終わってしまった。子宮がん検診のような下着を脱いで、何かを入れられて〜といったちょっと我慢する気持ちはなしでAMH検査は終了。(したと思う)

AMH検査の結果

1日の仕事を終えて寮に戻ると手紙が届いていた。
そういえばあれから2週間がスルッと経った。早いなあ〜

まず、私は検査結果よりもお風呂を優先した。スッキリしてお気楽にイカ&海老のおかきとアイスを食べながら、届いていた手紙を開ける。2枚ほど入っていた。1枚はAMH結果報告書でAMHの値と解説、もう1枚は私の卵ちゃんがどれくらいあるかグラフ図の紙。

2枚の紙を見て体の臓器が一瞬止まる。

ん??

どういうこと?

妊娠する確率


0.75  ng/ml


グラフを見ると平均値からガクンと下がり底辺線のすぐ上に🌸マークがある。

解説を抜粋する、、、

AMHは個人差があり、卵子の在庫の目安
数字が直接原子卵胞数を示しているわけではない
AMH値がほとんどゼロであっても妊娠・出産されている例はたくさんある
1.5ng/m未満の場合は・・・不妊治療が普通には行えません。また不妊治療ができなくなる限界も近づいています。(当時受け取った手紙より)

怖っ。

35歳まではひとまず仕事を楽しもうなんて思っていた私だが、どうやら時間がないらしい。

なんで!?

アラサーの私は生理周期がすこぶるよくて健康な人間と自負していた。
健康すぎて少しでも元気をお裾分けしたいと思い献血に通っていたくらい。

多分何度も読み直したり、仕切り直して読み返したりしたと思う。
もちろん結果は変わらない。

検査を受けにいった記憶は薄いのに、ベッドの上で検査結果の紙を持っている自分の少し震えている手と白い紙の映像は今でもしっかり覚えている。

人間、驚きと悲しみが一緒に来ると声って出ない。
すぐに涙はでなかった。

でも少しずつ少しずつ結果を理解していく程、心臓あたりがツーンとしてから目から涙が溢れてくる。

なんで少ないんだろう?

仕事を楽しんで、いつか好きな人ができて、両思いになって、付き合って、婚約して、結婚して、妊娠して、出産して…

「出産は38歳くらいでしたいです」とステキさんに答えていた私ってアホ。
バカすぎる。何て淡い夢をみているんだろう。
呑気に過ごしていたら38歳には、もう卵はなくなっちゃう!?

私の周りで38歳で産んでいる人が数人いた。
正直なところ、私も20代で結婚、出産するよりも30代を満喫してアラフォーになったらママになりたいって思っていた。

いつか本当に好きな人ができる、素敵な人に出会えると思っていたけれど、未来の好きな人にこの事実を伝えたら好きになってもらえないんだろうな。
私と結婚したい人なんてもういないと思う。

もう私は1人で生きていかなければならないのだろうか?
1人が好きって言っていたくせに。
とてつもなく卵が少ないってことが悲しい。
急に「ここから先は通行止めだよ、バンッ!」って見上げるほどデカイ看板を建てられた気分。
私はこの先どこに向かえばいいでしょうか?

結婚はしたいのか?
子供は欲しいのか?

とある1冊の本に出会い結論がでた。

つづく


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