監査のお仕事
こんばんは。今日もお疲れ様でした。
私は昨年5月から市議会選出の監査委員を務めています。
監査委員は、年1回の決算審査、毎月の例月出納検査に加え、部門ごとの監査(定期監査)や財政援助団体等の監査なども行っており、市議会の閉会中もかなりの日数登庁し、資料のチェックをしています。
本日は年1回の財政援助団体等監査の事前打合せでした。事務局から配布される監査資料を事前に読み込んだ上で出席し、本監査に向けての質問事項等について検討・確認をしました。(予備監査は監査事務局の職員のみで実施)→資料の読み込み→事前打合せ→本監査→講評、というのが一連の流れです。財政援助団体等監査や部門別に行う定期監査は、例月出納検査のように数字が中心の監査ではなく、より業務寄りの監査となります。そうなると事業内容や業務プロセスも対象となるため、議会選出の監査委員として活躍できる場面も多くなります。本監査もしっかり準備して臨みたいと考えています。
これは余談ですが、稲城市議会の慣例で、監査委員となった議員は、一般質問は自粛することになっています。(明確な説明があったわけではないのですが)監査委員になると行政側から(一般質問以上の)より詳しい情報が得られる立場となるため、その情報を自分の点数稼ぎに利用しないように、ということだと理解しています。稲城市議会ではほぼ全ての議員が毎回一般質問を行うので、一般質問をしないことは、議員としては大きなマイナスとなります。
しかし監査委員を引き受けて、毎月大量の監査資料を読み込み、チェックをするようになると、作業自体の負担が重いことに加え、監査としての視点に立つと、議員としての要望を主張しにくくなってしまい、質問がしづらくなる、といった面があります。議会選出の監査委員である期間は、その責務をしっかりと果たすため、監査業務に専念した方がよい、と考えるようになりました。質問しない言い訳だと受け取られてしまうかもしれませんが、そのような理由で、現在は監査業務に専念することにしています。ご理解いただけるとありがたいです。