元プロラノベ作家 GA文庫大賞一次落ち振り返り
私は十余年前にラノベの新人賞を受賞したことがあります。
当時のラノベ制作過程を再現すれば再び受賞できるかなぁ、なんて考えのもと実際に試してみましたが、結果は一次落ちでした。
実際の作品 → 6人の嘘つきな正ヒロイン
原因は様々考えられますが、今回は評価シートをいただけたのでそこから考えてみます。
細かな点数をここに載せることは避けますが、内容としては文章やキャラは及第点だったものの、設定やストーリーがダメだったことが低評価の原因のようです。
私の作品は、表面上はヒロインがたくさん出てくるハーレムものですが、実態としてほとんどのヒロインが主人公のことが好きではありません。結果としてラブコメものとして読もうとすると心地よく読めないものになっていたのだと思います。
話の焦点としても、最愛の一人を選ぶニュアンスよりも明らかに違うヒロインを落とす面の方が強くなったため、これもラブコメから乖離してしまったようです。
ちょっと私の中のすけべ心である『ミステリが描きたい欲』が結果的に悪く作用したのだと思われます。どんでん返しをつくることを主軸としすぎたため、このミス大賞にでも投稿して供養しようかなぁと、今のところ思っています。
なので次書く作品では『パッケージと作品のズレがないか』『パッケージ通りの作品を自分は作れるのか』などを意識して書いていきたいですね。
いや結局こういうのって、公募先の分析よりも自分自身の分析の方が難しいんですよねぇ。。