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フィレンツェ2週目 pazienza
イタリアに来て2週間が経った。
未だにイタリア語ができない。
できないというのは、言いたいことがイタリア語で出てこないし、相手が何を言っているのかも聞き取れない。辛うじて聞き取れた単語で勝手に解釈して、ノリでVa bene!とか返している感じ。完全にまだ日本語脳。
まだ2週間なのだから当然なのかもしれないが焦る。
早く仕事に就きたい。
先週行くと言っていた、自然派ワインを扱うエノテカには結局行けずじまい。予約のみの高級店なので予約をしたかったのだが、日本にいる時と電話番号が変わっているため、クレジットカード会社からSMSが届かず予約できない。同居しているイタリア人に代わりに予約をしてもらおうかな。
別の気になるお店に行ってみた。
フィレンツェの中では新しめのお店で、ネット検索した時に料理の見た目が洗練されているので選んだ。ミシュランのビブグルマンにも選ばれている。
以下感想。
1皿目。牛タンの煮込みのクロケッタ。美味しいがヨーグルトソースの必然性が感じられない。クロケッタの下にある酸味の効いた赤玉ねぎが一番美味しい。
2皿目。トマトソースのキタッラ。麺に歯ごたえがあって美味しい。下に引いてあるストラッチャテッラとパルミジャーノのソースはセンスいいが、パルミジャーノの香りがあまりしない。そのままストラッチャテッラを下に置くだけでいいのでは?
3皿目。マグロとピスタチオ。下の野菜も含めてやや塩が強くマグロの味が損なわれている。ピスタチオの香りが弱いので、僕ならピスタチオのソースにする。
4皿目。鳩。美味しい。でもやや火を入れすぎか?これもあまりザクロの必然性が…。アクセントにしては弱い。
以下まとめ。学んだこと。
何だか色々辛口に書いてしまってお店に申し訳なく、自分何様なんだという感じではあるが、自分の気持ちに正直に書きながら思考したい。
どれも美味しかったと思うし、きっとイタリアの中でも美味しいお店として認められているのだろう。ただ食材と食材の組み合わせは面白いのだが、そこに味の必然性があまり感じられない。
でも多分自分は日本で美味しいものを食べ過ぎてきていると思う。ワインも。
だから良い意味でも悪い意味でも、完全に自分の好みの味が決まってしまっている。
そしてせっかくイタリアに来たのだから、日本よりも美味しいイタリア料理を食べたいというのが本音だし、そういうお店で働きたい。
今回のお店で学んだ食材の組み合わせはそのまま生かすことができると思う。そして前回のフィエーゾレのお店の方が食材が良かった。やはりkm0に近い新鮮な食材を、その食材そのものが持つ味の邪魔をせずに調理し、ワクワクするような食材の組み合わせができれば最高だ。
トスカーナで行ってみたいお店はあと2件だけ。
前回言ってたエノテカと、ここからバスで5時間くらいかかる山の中にあるレストラン。
むやみに食べ歩く余裕はそんなに無い。
イタリア語できないとほんと話になんないし、自分で勝手に考えている2ヶ月くらいでほんとに働けるのか不安でしょうがない。(しかもちゃんと選んだお店で。←調子乗るなと思っている自分もいる)
しばらくは家で郷土料理の再現をしながら、イタリア語の勉強をする日々が続きそうだ。つらい(笑)
ちょっと風邪気味っぽいし。
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