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がんと共に生きる 83 5年2ヶ月 寛解しました

noteでの発信もたくさんの方に読んでいただいていたと思いますが、無事に寛解しました。今月、大腸内視鏡とCTと腫瘍マーカーと、クリアしました。

自分の感情の整理や、私自身がものすごく他のサバイバーさんのnoteや投稿に励まされましたし、情報を探すのに参考にさせてもらっていたので、自分自身もできるだけ実名で事実を書きたいと思ったのです。

1人1人、体が違うので、同じ治療法でも同じステージでも症状が異なるし、標準治療だけではなく、いろいろ私もあがいたのでw、そんなことも投稿できたらと思って書いてきました。

私を励ましてくれていた同じ年齢のサバイバーの友人が先に亡くなってしまったり、同じステージの抗がん剤の知人が2人いて、対照的な副作用の出方や、お一人はすごくお元気だけれどお一人は亡くなってしまっていたり、ステージⅣで手術ができない状態でも前向きに元気にがんばっている友人たちもいるし、引きこもってしまっている方もいらっしゃるし、とてもセンシティブなテーマだから、勇気と覚悟を持っていつも投稿してきました。

私も大腸に穴が空いているところから始まったり、しかもそれが診断されなくて逆の処置をされるところから始まったり、セカンドオピニオンしなかったら死んでましたね・・・みたいな感じだったりから始まったので、気持ちの整理にnoteにも助けられたように思います。

この5年間は私自身にとって、とても大切な5年間だったように思います。がんにならなければ味わえなかったこと、チャレンジしなかったこと、大事にできなかったこと、感謝できなかったこともたくさんあります。

とはいえ、がんになったことで、失ったものもあります。子宮と直腸を失ったことは、新婚(再婚かつ高齢ではありますが)で子どもをつくるチャレンジすらできなくなったことと、直腸を失うことでいまだに排便障害は続いていることなど、たまに、落ち込んだりすることもあります。

だからこそ、あるものに感謝することもできるようになりました。
そして人間がいかに忘れる生き物か・・・ということを自分を通して味わっております。自分の欲の深さに笑ってしまうこともあります。
いろいろ手放して生きるはずだったのですがw

そして、強制的な検査だったので行っていましたが、これから、自分で検査を入れなきゃと思った瞬間に嫌だな・・・という感情が湧いてきて、どうやったら検査しなくて済むかを考えていますw 懲りない生き物ですね、私って。

これからの人生も、明日死んでも、50年後に死ぬとしても、「今日の1日を大切にできる生き方をしよう。やりたいことはどちらも同じだから。」ということが、この病気で学んだ最大のことかもしれません。大切な人を大切にする。自分も含めて。ただこれだけですね。

これさえできていれば、たぶん私は後悔しない人生だなと思えるので、これからもそう生きていきたいと思います!

応援してくださったみなさま、心よりありがとうございました!
このがんと共に生きるのnoteの記事が誰かの心の支えになりますように。





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熱海で働く社長のnote@HUBlic合同会社
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