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積んだ竹を竹炭に 美しい竹林に向けたケーススタディ開始! ~熱海の崖に家を建てる【竹林整備編】
ヒノキの森から侵入竹を全伐採して3か月。
タケノコも終わり、まもなく梅雨が始まる季節になりました。
そろそろ積んだ竹を処分し、美しい竹林に向けた次の工程、竹炭化に進みます。竹炭化のケーススタディを始めてわかったことは、竹の伐採(1年半)以上に時間がかかりそうということでした。
熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながらか
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。
今年は竹に勝った!?
ソメイヨシノの桜前線が通過すると、タケノコの季節、到来。
もちろん、タケノコ掘り放題。
掘ったその日のタケノコは、皮をむいて1時間茹で、そのまま一晩おくだけで灰汁抜きができるのです。見た目ほど手間がかかっているわけでもなく、特に肥料をあげたわけでもないのに掘りたてタケノコを水煮にして近しい方々におすそ分けいたしましたら、柔らかくて美味しいとお褒めをいただきました。「新鮮」こそ美味の源泉ということでしょうか。ちなみに我が家の4月の食卓には毎日タケノコご飯が並びまして、一年分楽しませていただきました(笑)。
タケノコ、よいことばかりではありません。
問題は量なのです。
タケノコには表年、裏年があるようで、今年は明らかに表年。去年の比ではない量のタケノコがにょきにょき、にょきにょき生えてきます。1週間で30-40本かな。
もっとかもしれません。
とても掘りきれる量ではないですし、二人家族で食べきれる量でもありません。竹林整備が完成し、現役のサラリーウーマン仕事も終わったら、4月、5月は毎日タケノコ掘りをして、みなさんにお届けする日も来るかもしれません。
でも、今は無理。
となると、頭がちょこんと出たタケノコを4-5本採れば十分で、あとは1200坪の斜面全体を歩き回り、伸びてきたタケノコをみつけ、セイバーソーで切り倒す、を繰り返します。うっかりするとあっという間に侵入竹だらけの森にもどってしまいそうで、毎週出かけて地道に作業しておりました。
伸びてしまったタケノコは、伐採して地面に放置します。場合によってはイノシシさん、多くは微生物やら虫さんやらが分解してくれます。おそらく夏にはわからなくなってしまうでしょう。
次から次へと生えてくる竹の生命力もすごいですが、分解し地面に戻す自然の力もすごい。一番大変な4月5月に人が週に1回手を入れれば竹林を美しく保てることもわかりましたが、それができないとあっという間に放置竹林になってしまう。AIがなんでもやってくれる時代になっても、森を美しく保つには丁寧な人の暮らしの並走が必要なんだろうと実感しております。
そんなこんなで、終わらないのではと不安になるような若竹伐採が続いていましたが、そろそろ5月も末。生えてくるタケノコも細くなり、出てくるのは再生竹中心になってきました。
やっと終わりが見えてきた感じです。
今年は竹に勝ったんじゃないかな?
竹炭づくりケーススタディ開始
何はともあれ、水の確保から
竹炭にするということは、火を使うということ。延焼防止含めた安全対策が必須です。
我が家の竹林エリアは、段々になっていて、道幅も2-3mあります。延焼しない空間はいろいろ確保できそうです。
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問題は消火用の水の確保です。
4月に入り、気象庁の一番近い計測ポイント「熱海伊豆山」の降水量は、多い日で80㎜近くになりました。
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そんな日を含む週は、雨葉ネットで20リットル(ポリタンクいっぱい)の水が収集できます。
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無煙炭化機をセット
煙少なく安全に竹炭をつくるには、野焼きというわけにはいきません。地面に穴を掘って、新兵器、無煙炭化機をセットします。すり鉢状で、底が抜けたような単純な構造をしています。これが煙の出ない秘密とのこと。
内部が高温になるよう、隙間を土で埋めます。
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今回採用した無煙炭化機は、MOKI社製品の小さいサイズ(直径50cm)。大きめサイズ(直径150cm)の方が効率よさそうなのですが、直径が大きければ火も高くあがるかなと、安全サイドの選定です。
竹林の中って、一面竹の葉が落ちています。延焼しないよう、なんとなくMOKIの周辺の落ち葉をブロアで吹き飛ばしますが、ハラハラと竹の葉が落ちてくるし、地層のように積み重なっているので、気持ちだけなんですけどね。
竹を細かく切る
積んである竹はすでに伐採してから1年~1年半経過しています。乾燥はばっちり。
無煙炭化機の中で竹が燃えるように、積んである竹を50cm以下に刻みます。最初はセイバーソーで1本1本切っていたのですが、細かく刻むには少し硬い。時間もかかるし、手も痛くなります。
結局、竹を積んだまま、上からチェーンソーで切るという荒手に出まして、それが一番早いことがわかりました。
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悩みながらカットしました。
火をつける
MOKIの中に竹を入れ、火をつけます。
乾燥していても、ガスボンベ付きガスバーナーを使わないと、なかなか火はつきません。でも一旦火が回ると、いい感じで燃え始めます。
MOKI社のHPによると「対流燃焼により未燃焼ガス(煙)が再度引き込まれ再燃焼する」とのことで、再燃焼中の器の中は900度になるとのこと。
たしかに、火がついてしばらくすると「ブォ」と音がする瞬間があります。そうなると煙なしで見事に燃えていきます。煙なしの火はなかなかの見もの、ハマりそうです。
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火が強い間に、次々に竹をくべていきます。
この間、30分~1時間くらい。
鎮火
MOKIのふちまで竹炭がいっぱいになったら、あとは燃え終わるのを待ちます。最初はふちまでいっぱいになっていても
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シャベルでかき混ぜ燃焼を促すと、ボリュームが減少します。
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周りに落ちた燃えかすをシャベルでMOKIの中に混ぜ込み、MOKIの周りの火の気を排除します。
火の気が見えなくなったらポリタンクの水を回しかけ、
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蓋をして空気を遮断。
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完成した竹炭はこちら。
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Before After
ではお待ちかねのBefore After。
Before:倒木含め、無造作に積んだ竹たち。
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After:きれいになりましたよね!
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敷地が広がった感じです。
竹炭にするということは、圧倒的なボリューム縮減、美観向上に貢献するということだとわかりました。ポーラス竹炭は農業資材にも使われるようなので、来年は路肩から美味しいタケノコが生えてくるかもしれません。
とはいえ、MOKI3台体制で毎週竹炭化作業をしたとしても、乾燥する真冬はできないし、少なくとも30か月くらいかかりそうです。
まあざっくり3年かな。
まとめ
積んだ竹を竹炭にしつつ、いらない枯れ竹や古竹を処分したりと、竹林整備はやること満載です。
それでも、きれいにする方法論は具体化しました。3年後の美しい竹林に向けて、引き続き頑張ってまいりたいと思います。
先は長いなあ・・・。
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