明るい未来のきっかけになりますように
2020年3月29日、日本のお茶の間を笑いに包んだ大スター、志村けんさんが天国へ旅立ちました。
コロナウイルスにより、理不尽に日本から大切な宝を奪われました。
志村さんは春からの朝ドラの出演、自身初主演となる映画の撮影、故郷の聖火ランナー、バラエティー番組の出演などこれからも様々な場面で活躍され、日本のテレビ番組を盛り上げるはずでした。症状が出始めてから2週間足らずで天国へ逝ってしまった志村さんの知らせに、芸能界だけでなく日本国民が大きなショックを受けました。
この知らせを聞いてようやく、コロナウイルスの恐ろしさを実感することが出来ました。他人事では無いことは既知のはずですが、頭でしっかりとそのことを理解できるようになったのは、間違いなくこの知らせです。私以外にも同じように感じた人は多いのではないでしょうか。
不要不急の外出を控えることの重要さ、マスク着用や手洗いうがい、こまめな消毒の必要性を恥ずかしながらやっと分かるようになりました。
自分は無症状でも感染している可能性はあるし、他人と接触することで無自覚に菌をうつしてしまい、もしかしたらその人が命を落としてしまうかもしれない。マスクを着用していなければ尚更の事感染のリスクは高まり、より多くの人の命を脅かす。
マスクを着用する意味は、予防ではあるが自分を守るためではなく、保菌しているかもしれない自分の細菌を誰かにうつさないようにする目的があると思います。
無症状の恐ろしさを知ることが出来たからこそ、私たちは人のために出来ることをすべきだと思うのです。国内旅行や都市部への外出は本当に必要性が無ければ控えましょう。
少しの我慢で感染のリスクを大きく減らせます。大袈裟ですが、知らない誰かの命を助けることにも繋がります。 他人事だと考えることはやめましょう。 1日でも早い収束と、感染された方の回復を祈るばかりですが私たちにも必ず何かやれることがあるはずです。 人のために考えて対策をとる事が今は何よりも大切だと思います。
そして、志村けんさん
本当に本当にお疲れ様でした。親世代も、若者世代にも圧倒的人気でいつもお茶の間を独自のキャラクターで明るくしてくれた素晴らしいコメディアンでした。沢山笑わせていただきました。このような形でこれからの志村さんの未来が絶たれてしまったことがとても悲しいです。嘘であって欲しかった。いつかまたテレビで見れる日が来ることを信じていました。
志村さんの死を決して無駄にすることがないようにこれを機にコロナウイルスに少しでも多くの人が関心をもってひとりひとりが意識を変えて犠牲者が少なくなりますように。
心よりご冥福をお祈りします。