「アップル」のかっこいい言い方

朝と夜が過ごしやすくなってきたね。
みんな今年の夏も全力で駆け抜けた?
つぶ貝は駆け抜けたよ!またそのべしゃりするな!

小学校の時に、今まであんまり喋ったことのない子と席が横になった。
その子は少しクセのある少年だった。
鉛筆しか持ってきては行けないという学校のルールに反して、シャープペンシルを筆箱に隠し入れている子だった。
また消しゴムも角消しという特徴のある形をした消しゴムを使っていた。

特別インテリという訳でもなく、ヤンチャという訳でもない。
真面目で静かというタイプでもなく、お調子者のおしゃべりタイプという訳でもない子だった。

そんな独特のお隣君と席が横になって2週間ぐらい経った頃であった。
帰りの会が終わり、机と椅子を教室の後ろに移動させ終わった時だった。
(掃除がしやすい様に毎日、机の上に椅子を乗せて教室の後ろに下げていた)

突然、独特のお隣君が私に話しかけてきた。

「アップルのかっこいい言い方知ってる?」

わたしは突然のこと過ぎて理解できていなかった。
また「アップル自体、英語やしかっこええやん」と思った。

「わからん」と一言返した。

「そっか。わからんか」と独特のお隣君が返してきた。

わたしは思った「急になんやねん。気になるやんか」

「なになに。教えてや」とわたしは返した。

独特のお隣君は「いいよ。教えるわ」と言い『アップルのかっこいい言い方』教えてくれた。

「アッポー」

わたしは思った
「あ。こいつやっぱ変や。ほんでホンマにかっこいい言い方や。天才や」

もしかすると独特のお隣君は、ピコ太郎だったのかもしれない。

あざしたっ!

なんか鈴虫の鳴き声ってステキよね。

つぶ貝@べしゃり横丁


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