Google mapの粋な心遣い
成長と共に行動範囲が広がり、自分の経験則だけでは目的地に辿り着けないことが増えてきた。
小学生の頃は校区外を出ることが、大冒険であり不良行為を魅せつける手段の一つでもあったように思う。
学生の頃のわたしにとってGoogle mapは「目的地へ辿り着くためだけ」のただのツールでありアプリであった。
学生の頃は、もちろん特に何の思入れもなくGoogle mapを使っていた。
しかし…
社会人になり営業マンとしての日々を過ごす中で、Google mapの粋な心遣いを感じるようになってきた。
まずはいつも通り目的地を入力する。そして目的地までの所要時間と到着予定時刻が表示される。そして青色のガイドラインに従って移動を開始する。
ここまでは何の感情もない。ただあるとすれば「今日は少し混んでいるな」や「案外近いな遠いな」ということぐらいである。
そしてガイドラインに従い、移動を続けていると「同様の所要時間」として別ルートが表示される。
青色で表示されているガイドラインよりも「同様の所要時間」として表示されているグレーのガイドラインの方が馴染みがあればそちらに転換することもある。ボーッとしていたり、考えることが少し面倒臭い時は引き続き青色のガイドラインに従って移動を続ける。
ここまでは何にも変哲も無い普通の地図アプリだ。
だが突然
「5分遅く到着」といったようなニュアンスのガイドラインが突然出現した。
地図アプリを使う大方の人は、なるべく早く目的地に着きたい(つまり迷いたくない)と思っているからアプリを使うのであろう。
だがGoogle mapは突如として「遅く着くガイドライン」を提案してくることがある。なぜだ。どんな機能なのだ。誰がそのガイドラインに従うのか。と思った。
ある日、上司との同行中に次のアポイントまで中途半端な空き時間が生まれそうなときがあった。10分から15分ぐらいだ。
車を走らせながらコンビニに寄ろうか、それともアポイント先の駐車場で待機をしとこうか、はたまた運転スピードを少し落とそうかなど色々と空き時間を潰す方法を考えていた。
するとあのガイドラインが現れた。「10分遅く到着」と。
なるほど。天下のGoogleさんよ。なんて粋な心遣いだ。
Google mapはわたしの営業の添乗員だ。
それもとびっきり粋な心遣いをしてくれる添乗員だ。
本日もありがとうございました。
最近はスーパーの一角にあるフードロスコーナーのパンを選ぶことが昼飯時の楽しみです。大きなスーパーほど多くのラインナップがあるものです。皆さまも是非是非。
つぶ貝@べしゃり横丁でした。