au「さぁ、何やる?青春」UGC施策「#春から何やりマス?」を制作
auの今年のテーマ「さぁ、何やる?」にちなんで、卒業や進級を迎える学生に向けた応援企画「さぁ、何やる?青春」。
この中のメインコンテンツである「#春から何やりマス?」の制作を弊社で担当しました。
このコンテンツは、スポーツ選手が活用して話題となった目標達成シート(マンダラチャート)をAIが自動で生成するというものです。
今回は、そんなWEBコンテンツ制作についてご紹介します。
「#春から何やりマス?」の目的
本コンテンツの目的は、皆さんがこれからやりたいことや、チャレンジしたいことを応援することです。
マンダラチャートは、目標達成に向けた行動を9×9=81マスからなるシートに埋めていき、思考や発想を整理するもので、本来的には自身で作成するものですが、81マス全てに要素を埋めていくのはなかなか骨が折れます。
そんな大変な作業を、AIを使った自動生成ツールで気軽に作成することで、目標に向けて一歩踏み出すきっかけになればと考えました。
目標達成シート生成の仕組み
目標達成シートの生成にはChatGPTが使われていて、以下のようなフローで完成します。
1.目標を入力
まずは、「目標(これからやりたいことや/チャレンジしたいこと)」を入力します。
このとき、文字数がオーバーしていないか、不適切な文言が含まれていないかなどをチェックします。
2.各マス目の要素を生成
次に、入力された目標をChatGPTに投げます。
ここでは、大目標(入力した目標)→中目標(大目標を達成するための8要素)→小目標(中目標を達成するための8要素×8種)を生成+文字数制限や絵文字を付けることなどのフォーマットの指定をしたプロンプトが組まれています。
3.生成内容のチェック
次に、上記で出力されたテキストデータをチェックします。
フォーマットに則していなかったり、空欄で返ってきたりすることがあるので、その場合はリトライ処理をします。
4.目標達成シートのビジュアライズ
最後に、生成された各要素をフロント上でシート化し、画像として保存できるようにします。
上記でいうと、一番苦労したのは②のChatGPTの制御でした。
テキストを出力するシンプルな構造ではあるものの、81マス(正確には72項目)分の行動を羅列する必要があるため、チューニングには時間を要しました。
しかし、その甲斐あって大変話題となり、多くの方が目標達成シートを生成してくれました。
我々は、これまでにも生成AIを活用したコンテンツの制作を行っており、経験も豊富にございます。
生成AIを使ってやってみたいことなどございましたら、お気軽にご相談ください。