5/12 vsローマ(ホーム)
アタランタ総評
ここ数試合の好調が維持され、ヒエンとジムシティを中心とした集中力の高い守備から、前線3人を中心とした縦への速い攻撃により、マルセイユ戦と似た展開となり序盤から2点をリードする。その後もハーフタイムを挟んで何度もビッグチャンスを作るもシュートが枠にいかず決めきれない。すると不運なPKから1点を返され、そのまま勢いがひっくり返るかと思いきや、ガスペリーニは前線でボールを持つことを続け、前向きに試合を締めにかかる。カウンターから最後までチャンスを作り続け圧倒しながらもスコア的には僅差で勝利した。6位との直接対決に勝利したことによりCL出場権内の5位以上でシーズンを終える可能性を高めた重要な勝利となった。この勢いのまま3日後のコッパイタリアも勝利しトロフィーを勝ち取りたい。
スタメン
カルネセッキ GK 6.5
後半の苦しい時間帯にシュートストップでチームを救った。足元も落ち着いていた。PKもあと少しで止められそうだった。
デローン RCB 6.0
激しいタックルと適切なカバーリングで相手の攻撃の芽を積んでいた。スライディングが不運な形となりPKを献上。インターセプトから1人で持っていったシュートは見事だったが枠に入れたかった。
ヒエン CB 7.5
少々ダーティな部分はあるが、前半はルカクを完全に抑え、後半はエイブラハムを抑えた。クリアをクリアで終わらせずにカウンターに繋げる意識は相変わらず見事である。
ジムシティ LCB 7.0
後半はルカクを対応することになったが、負けずに足を出して自由にプレーさせなかった。インターセプトが上手く、味方のチャンスに繋げた。オーバーラップも積極的にしていた。
ハテブール RWB 6.5
序盤のエルシャーラウィのシュートを懸命に戻りブロックした。好調なデケテラーレをシンプルに使うことで速攻に貢献した。
パシャリッチ DMF 6.5
相手陣内にスペースを探しゴールを狙っていったが、2回のビッグチャンスを決めきることは出来なかった。
エデルソン DMF 6.5
中盤でのパスカットやタックルから早い展開でショートカウンターに繋げていった。長短のパスともに高精度であった。
ルッジェーリ LWB 6.5
左に目一杯開き中央のスペースを開け、味方の中央突破を容易にさせた。クロスを積極的に狙ったが、しっかり合ったのはハテブール宛のものだけだった。
コープマイネルス OMF7.0 👟 🟨
いい位置に顔を出して次々にチャンスを作り、追加点をアシストした。他にもFKなど、ゴール、アシストとなりそうな場面が多くあったが、決めきることはできなかった。次節出場停止は痛い。
デケテラーレ RCF 8.5 ⚽️⚽️
圧巻のゴールショーでドッピエッタを達成。足元の収まりが良くボールをもらってから前を向くまでの動きが完璧だった。先制の場面では相手の裏をかき右足でゴールまで持ち込んだ。
スカマッカ LCF 7.5 👟
1点目のアシスト、2点目のコープマイネルスへのスルーパスともに精度の高い縦パスでしっかり得点に関与していった。ポストプレーも冴えていてマンチーニのマークをもろともせずチャンスに繋げていった。
途中出場
ルックマン RCF 6.0 58min⤴
チャンスメイクはとても良かったが、シュートを枠内に打ちたかった。戻っての守備も懸命にこなした。
エルビラル LCF 6.0 58min⤴
ボールコントロールのキレが良く、ロングボールもしっかり収めていった。味方のお膳立てはよかったが、もう少しシュートを狙う意識が欲しい。
ザッパコスタ LWB 6.0 58min⤴
ロングカウンターの場面では足がもつれて上手くいかなかった。
スカルヴィーニ RCB 6.0 75min⤴
ローマのカウンターにも冷静に対応した。
ミランチュク RCF - 88min⤴
積極的にボールに絡んでいきチャンスに繋げたが、シュートは枠内に打ちたかった。
総評
前半はルカクに全くボールが収まらず、ほとんどチャンスを作れないどころか何度もピンチを迎え2点リードを許す。後半からエイブラハムとボーヴェを入れ少しずつ立て直すとラッキーな形から1点返すも、その後はビッグチャンスを作れずそのまま試合終了。ディバラの存在とルカクへのボールの収まりにかなり依存していることが浮き彫りとなった試合であった。来季のCL出場はアタランタの調子次第となる部分が大きくなることに。