5/6 vsサレル二ターナ(アウェイ)
アタランタ総評
前節のマルセイユ戦からわずかなターンオーバーで挑む。疲労からか次節のマルセイユ戦に向けて体力を温存するためか、明らかに身体が重く見え、スプリントや動き出しが少なくキレのある攻撃はできなかった。ルックマンとスカマッカはゴールに向かう意識が高く、チャンスは作り出すもののゴールには至らず。すると不運と緩慢な守備からサレル二ターナにワンチャンスをものにされ失点。フラストレーションの溜まる前半となった。後半開始から3人を入れ替えるとコープマイネルスが躍動。チームを鼓舞するプレーで攻撃を盛り上げいつものテンポに戻し、あっという間に2点を返し逆転。危険なピンチも2度ほど乗り越え、勝利で試合を終えた。3日後のマルセイユ戦に向け主力選手を休ませることはできなかったが、今節上位12チーム中唯一勝利したチームとなりCL権に向け貴重なアドバンテージを得た。
スタメン
カルネセッキ GK 6.0
チャウナのシュートはコースが完璧でノーチャンスだった。デローンのバックパスには良い反応で飛び出した。
デローン RCB 5.5
前半はイラつきから審判や相手選手との衝突が目立った。失点シーンでは対応が軽かった。
ヒエン CB 6.5
地上戦、空中戦ともに対応が完璧でイクウェメシを抑え込んだ。跳ね返すクリアボールも味方の元へ渡ることが多く、エンポリ戦のクリアもまぐれではないのではと感じた。
スカルヴィーニ LCB 5.5
怪我からの復帰後コンディションが上がりきらないのか、身体が重いように感じられ、ボールを受けるオフザボールの動きやパススピードに精彩を欠いた。
ハテブール RWB→RCB 5.5
攻撃面では縦への仕掛けがなくパスの精度も意外性も低くほぼ貢献が見られなかったが、シュートブロックやタックルなどの守備面で貢献しある程度巻き返した。
パシャリッチ DMF 6.5 👟
疲労からかオフザボールで緩慢なプレーも散見されたが、チャンスとなると持ち前のポジショニングの良さを発揮し、同点ゴールの際には完璧な折り返しからアシストを記録した。また後半のチャウナがジムシティを抜いた場面では見事なカバーリングだった。
エデルソン DMF 5.5
集中力が低く、体力温存を試みたのかタックルに消極的だった。ルックマンへの縦パスのタイミングは常に適切だった。
ザッパコスタ LWB→RWB 5.5
体力を温存するためかサイドに張り仕掛けることはなく、ルックマンへのスルーパスに徹した。
ミランチュク RCF 5.5
ボールが落ち着かず、縦への仕掛けも消極的だった。惜しいシュートも何本か打ったが惜しくもゴールには至らなかった。
ルックマン LCF 6.5
仕掛けの少ないチームにおいても、前半から積極的なドリブルからエリア内に侵入しシュートやラストパスを狙っていったが、スカマッカとの連携やシュートの精度に欠けヒーローになることはできなかった。左からのコーナーでは様々な工夫が見られ観客を楽しませた。
スカマッカ ST 7.0 ⚽
素晴らしい嗅覚で値千金の同点ゴールを押し込んだ。前半にはミランチュクへのスルーパス、ルックマンへのクロスと精度の高いラストパスを見せた。後半の抜け出したシュートは決めたかった。
途中出場
デケテラーレ LCF 6.0 46min⤴
巧みなボディコントロールでヌルヌルとエリア内に侵入していった。味方と重なり攻撃を停滞させる場面も散見された。
コープマイネルス DMF→RCF 7.5 ⚽ 46min⤴
ボランチながらワイドに開いてボールを受けていき、高精度なクロスから同点ゴールを演出した。また、豪快なミドルシュートでアタランタを見事逆転に導いた。疲労が溜まる中消極的なプレーが目立つチームの中で全力プレーを見せることによってメンタル面でもチームを支えた。来季アタランタに残るのであればキャプテンを任されるべきだろう。
ルッジェーリ LCB→LWB 6.5 46min⤴
最初は起用されることの少ないLCBであったが冷静な守備と精度の高いロングパスで貢献した。珍しく積極的にシュートを狙っていった。
ジムシティ LCB - 80min⤴
チャウナに完全に抜き去られたが左側を切った判断は正しかったのかもしれない。
トゥーレ ST - 83min⤴
ファシオを背負いながらのルッジェーリへのスルーパスは華麗だった。
サレル二ターナ
降格が既に決まっているチームのためかスタジアムはかなり空席が目立ち、プレーも全体的に強度は低かった。そんな中でもファシオとチャウナは懸命にプレーし、一時はリードしていたが、結局力負けしてしまい勝ち点を得ることはできなかった。残り3試合意地を見せてほしい。
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