第2節 トリノ戦(アウェイ)
試合の流れ
序盤からトリノがポゼッションで優位に立つも、アタランタが苦しい展開からレテギの高打点のヘディングで先制。しかしトリノもツートップとイリッチの連携からすぐさま同点にする。後半もトリノのシンプルかつよく作りこまれた攻撃が奏功し逆転に成功すると、アタランタも猛攻を仕掛ける。二度のポスト直撃、ヴァニャのビッグセーブ、ザニオーロのシュートブロックもあり再び同点にすることはかなわずトリノの勝利で試合終了。アタランタにとっては痛い黒星となった。
アタランタ総評
ビルドアップ時にWBを中央に移動させCBやシャドーがワイドに開く新しい戦術に挑戦したがハマらず、ロングボールからレテギのポストプレーに頼る形となってしまった。彼のポストプレーは既にアタランタの攻撃パターンの一つになっており、相手陣内に侵入するのに非常に役立ち、クロスを放り込むだけでも何か起きそうな感じがある。ディフェンス面ではトリノの連携に付いていけずCBが釣りだされ、ボランチが置いていかれ再三ピンチを招いた。昨季に好成績だったチームの戦術なだけにかなり対策されているようだ。控え選手のクオリティもまだ不十分なため同点にはあと一歩追いつかなかったが、新加入選手が適応し層が厚くなれば攻撃は今年も爆発しそうではある。焦らずにチームを作り上げていってほしい。
スタメン
カルネセッキ GK 6.5
サパタ、アダムスのシュートを連続ストップして追加点を取られることを防いだ。2失点は致し方ないだろう。足元も取り乱すことなく処理した。
ジムシティ RCB 5.0 🟨
サパタに体格で、アダムスにスピードで完敗し良いところを見せられなかった。
ヒエン CB 5.5
トリノのツートップのポストプレーに上手く釣り出されてしまい裏のスペースを使われてしまった。2点目の場面では1対2の難しい場面ではあったが、一瞬の迷いから対応が遅れ失点を許した。
デローン LCB 5.5
トリノの攻撃陣に翻弄されてしまっていた。2失点目では戻るのが遅れサパタに置き去りにされてしまった。
ザッパコスタ RWB 6.5 👟
多少無理のある体勢からではあったが、クロスから先制点をアシスト。シュートも積極的に打っていったが得点にはつなげられなかった。2失点目ではラザーロのマークを見失った。
パシャリッチ DMF 5.0 🟨
中盤でリッチに自由を与えすぎていた。さらに痛恨のPK失敗により英雄になることはかなわなかった。
エデルソン DMF 5.5
懸命に走り回ったが守備に苦戦した。タックルが遅れファールになったり、イリッチを捕まえられず失点を許した。他にもタックルされボールロストするなどらしくない場面も見られた。レテギへの2本のクロスは高精度だった。
ルッジェーリ LWB 5.5
安定した動きで左サイドでのパス回しを円滑にしたが、ブレシャニーニとのコンビではややスピードが足りなかった。珍しくクロスがずれる場面も見られた。今季はLCBでの起用も増えるのか。
デケテラーレ RCF 6.5
ライン間でボールを受け積極的に仕掛けシュートまで持ち込んだが、フィニッシュが力不足だった。ポストを叩いたヘディングも惜しくあと一歩という印象。
ブレシャニーニ LCF 6.0
レテギへのスルーパスやボールキープなどで良さは見せるも、ドリブル突破が出来たらという場面が目立った。サマルジッチの活躍もあるためボランチでの起用も試してはいかがだろうか。
レテギ ST 7.5 ⚽
ポジショニングの駆け引きと高い打点から2試合連続ヘディング弾を決めた。さらにポストプレーで良さを発揮。サウールココを背負い何度もチャンスにつなげた。新加入から公式戦3戦目の結果としては十分すぎるが、他にもバーを叩いたシュートなどあと2点は取れそうだっただけに悔やまれる。
途中出場
サマルジッチ RCF 6.5 53min⤴
チーム合流から間もなくアタランタでの初出場となったが、ボールの受け方、パスからクロスまでクオリティの高さを見せつけた。さらにいきなりコーナーキックを任されたにも関わらず高精度のボールを供給した。次節からスタメンでも驚かないだろう。
ザニオーロ ST 5.5 70min⤴ 🟨
度重なる怪我と慣れないセンターフォワードでの出場ということもあってか、本調子からは掛け離れたパフォーマンスという印象。最後のパシャリッチへのスルーパスのセンスからもやはり1.5列目での起用が良さそうに見える。
パレストラ RWB 6.5 70min⤴
まだ荒削りではあるが、スピードでソサを置き去りにした場面や左足でも高精度のクロスを上げ可能性を感じさせた。新加入選手により人員が増えたRWBの中でも少しでも出場機会を増やしてほしい。
カッサ LCF - 85min⤴
積極的なドリブル突破からPKを獲得しチャンスを得た。
マンゾーニ DMF - 85min⤴
セリエAデビュー戦にもかかわらず、懸命にボールを奪いに走った。サパタに正面衝突した場面は顔が変形していないか心配になった。
トリノ総評
サイドからツートップに当て、インサイドハーフが絡んで少ないタッチでゴールに向かうというシンプルながら洗練された崩しでアタランタディフェンスを翻弄した。ベッラノーヴァが抜けるも彼に頼らなくても得点できる仕組みを作り出した。アダムスの適応力が素晴らしく、すでに攻撃を牽引していた。ディフェンスにおいても、ボンジョルノが抜け高さと強さを失うも、ヴァニャを中心に粘り強い守備でリードを守り抜いた。戦術と選手の特性がマッチして良いチーム作りに成功しているだけに、昨季のボローニャのようなミラクルを起こしそうな予感がする。
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