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UCL リーグフェーズ 第3節 セルティック戦(ホーム)
試合の流れ
終始アタランタがボールを保持しセルティックが全員で引いて守るという構図が続いた試合となった。アタランタは主に左サイドのザッパコスタのクロスからパシャリッチのシュートという形でチャンスが生まれることが多く、ゴールまであと一歩まで迫るもシュマイケルの壁に阻まれ続けた。セルティックはカウンターで時折反撃を試みるも早めに潰されて思うようにアタランタ陣内まで侵入出来なかった。レテギを下げたアタランタは相手陣深くまで侵入することが難しくなっていき攻めあぐねた。最後はジョンストンの負傷退場によって1人少なくなったセルティックが完全に殻に籠り守りきってスコアレスドローで終了した。
アタランタ総評
サマルジッチではなくパシャリッチをトップ下に置くことにより、エリア内で合わせるクオリティを高める作戦がハマり、クロス攻撃を中心に攻めまくった。ボールロスト後もエデルソンやデローンが素早く対処し、相手にカウンターの機会を与えることは少なかった。相手が守備を固める状況だったためCBにも足元の技術が必要され、コスヌの重要性を感じる試合となった。リーグフェーズ突破には勝利が欠かせない試合だっただけに勝ち点を落としてしまったことは今後悔やまれるだろう。
スタメン
カルネセッキ GK 6.5
出番は少なかったがセーブとクロス対応で安定した働きだった
ジムシティ RCB 5.5
前田やバジェに上手く対処した。崩しの場面でドリブルやパスの精度を求められることが多く奮闘したが、コスヌであればと思ってしまうことも。
ヒエン CB 6.5
セルティックのカウンターを全て無力化した。ヘディングの精度を上げてアタランタでの初ゴールといきたいところだ。
コラシナツ LCB 6.0
対人守備の強さでキューンに仕事をさせなかった。週末をインフルエンザで休んだとは思えない運動量で上下動で攻守に走り回った。
ベッラノーヴァ RWB 5.5
相手守備が引いて構えたせいで縦を消されスピードを活かした突破とクロスが出来ず、彼の良さは消されてしまった。
エデルソン DMF 6.5
中盤で相手のカウンターの芽を摘み、デローンがスピードで置いてかれた際にはカバーし、緩急をつけた縦パスやロングパスでチャンスも演出。この試合の優位な状況を作ったのは彼に違いないだろう。
デローン DMF 6.0
ボールロスト後の相手のカウンターの始まりを感知して潰し、攻撃を継続させていた。彼がFKを蹴らなければならないほど今のチームにはプレースキッカーがいないのか。
ザッパコスタ LWB 7.0
クロスで何度もチャンスを作り、果敢にシュートも狙っていった。彼の積極性は今のチームにおいては非常に重要だが、左足の選択肢を見せていけるとさらに中へ侵入出来そうだ。
パシャリッチ OMF 6.5
レテギへのマークが集中した分フリーとなり、何度もビッグチャンスを迎えた。チャンスへの関与は素晴らしかったが決めきれず、決定力不足が課題となってしまった。
レテギ RCF 6.5
ポストプレーで相手エリア奥まで侵入していくのに非常に役立っていた。コーナーに合わせたヘディングも惜しかった。
ルックマン LCF 6.0
中間ポジションでボールを受け、わずかな隙間からエリアへ侵入していったが、ドリブルを開始すると2,3人で対応され自由にさせてもらえなかった。
途中出場
サマルジッチ RMF 58min⤴ 6.0
右サイドから左足でクロスをあげる要員として投入される。随所でキレのあるドリブル突破を見せるもチャンスを生み出すことは出せなかった。
デケテラーレ RCF 58min⤴ 6.0
ドリブル突破で違いを見せるも決定的な仕事には至らなかった。
クアドラード RWB 69min⤴ 5.5
独特のリズムのドリブルからチャンスを作ろうとするも侵入できるスペースがなく断念。対人守備強度の低さがやはり気になる。
ザニオーロ RCF 78min⤴ 5.5
強引なドリブル突破でファールを獲得したがそれ以外は目立った活躍はなし。終盤に相手キーパーへのプレスをサボった態度には失望した。
ルッジェーリ LCB 78min⤴ 6.0
僅かな時間だったが、クロスやシュートで見どころを作った。
セルティック総評
しっかり守備を固め、隙あらば両ウイングのスピードを活かしたカウンターを狙う作戦だったが、カウンターの起点の部分で球際の弱さが目立ち、攻撃に移れず防戦一方となってしまった。相手のシュートが際どいコースに飛ばずシュマイケルの好セーブもあったため守り切りに成功し貴重な勝ち点1を勝ち取ることが出来た。